言葉の問題

朝晩、めっきり寒くなってきました。息子は半袖半ズボンとか無茶しますが、私はすでにウルトラライトダウンのお世話になっております。
来週末は仕事へ北海道へ。寒そうです。

最近思う、「言葉の問題」から。

人って、すごく単純に、言葉で相手と自分を区切ってスッキリ!ということをしがちだと思いませんか?

私とあなた。私と誰か。私と知らない人。

例えば日本国民と外国人。
例えば県民と県外の人。
例えば、白人と黒人。と黄色人種?

交通が発達して、情報が行きかい、WEB上で友達が増えても根本 的な線の引き方は、いまでも47都道府県を分かつ線で区切ったりしています。

福島の原発の問題
「福島の」と区別して、まるで福島県の中だけに存在する問題のように、言葉が押し込めてしまいますが、
隣県通しがピッタリくっつく日本の中で、この言葉のマジックはすごい恐ろしい「ワザ」です。

沖縄の基地の問題
まるで、「沖縄」に問題があるかのような、基地問題。沖縄の問題?

障がい者の方が抱える課題
健常者/障がい者。健常者=普通?普通?そんな簡単な分け方で、分かれる?

みんなの課題、乗り越えるべきこと、を誰かの問題になるよう言葉が区切っていく。
この言葉の問題は越えていかなければならない課題だと思います。

環境問題 → 地球温暖化 が進む → 自分たちも大変そう →気をつけよう
身近に自分ゴトされてくると少しずつ動くこともあります。

みんなの日本を良くしよう
それはそうですが、日本と言っても。言われても。

高度経済成長期、働きすぎをバブル崩壊で反省対象として位置づけ、これからは自由だ!グローバルだ!デジタルだ!と言いながら育ってきた世代は
国「クニ」に帰属する、地域に帰属する、家族や社会に帰属する、という意識が薄まり、漂流している気がします。

何を守って、何を変えていくのか。
言葉が力を持つためには、いま、これからを行動で変えていくしかない。

福島の原発の問題は私の、我々の日本の原発の問題
沖縄の基地の問題は私の、我々の日本の基地の問題
障がい者の方が抱える課題は、私の、我々の身体や社会についてハードルを解消していくための問題

問題を直視して、一つ一つ解決していかねば、です。

2018/10/28
中野たいせい

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