地域のお手伝いをしていて、せっかく物産品、観光資源いいものあるのだから首都圏に持って行って、PRしましょうよ!人きますよ!と言った時に、言われた言葉。
「何回もPR、物産展で行ったけど、その間、地元が留守になる。継続的にも感じないし、体力がしんどい」
一瞬しか会わない人であれば「後ろ向き?やる気ないの?」と思うかもしれません。きっとそれは相手も思っていて、「一瞬だけ来てそんなこと言われても」と思うと思います。
地元に戻ってきてよく分かる。心からの言葉でした。
地域全体が高齢化する中で、その通りだな。とも思いました。
そう思う中で、では、自分が目の前の人のため、地域のために何ができるのか。
愛媛に帰ってきて、素敵なモノ・場所・人、たくさんあります。
松山市内の堀之内公園、東温市の滑川渓谷。
都心にもしあれば、瞬間的に人で溢れかえると思いました。素材、本質的な部分でまったく引けを取らないし、素晴らしい場所です。
人がいなくて、例えば公園は時間によってはほぼ貸し切り、滑川渓谷も貸し切り。そんなことがあったりします。
最高の贅沢。だけど、地域経済を支えていくためにはそれではもったいなくて。
でも公園や渓谷を首都圏へ持っていくわけにはいかない。
その時に思ったのが、
モノがその地域や人を伝える、モノが語る、モノがたり。人が行けない代わりに、商品が届いて、興味を持ってもらうきっかけになる、知る、来るきっかけになる。それを目指さなきゃ、と。買ってもらっておしまい、の先にどう来てもらうか、まで設計していきたい。
愛媛の物語性をもった商品、モノがたりをする商品をお届けすることで、ヒト・モノ・コト・カネ・情報の流れを作っていく、ということです。
先日、東温市の中山間地域支援事業として山あいの暮らしを伝える商品作りをしたい。そう思い立ち、東京のブリュワリーの協力を得て、市役所のかたや共同事業者、先輩たちの力を借りながら・・・TOON BEER(東温ビール)ができました。東温市(とうおん)は英語表記でTOON CITY。まるでアメリカマンガのような響きです。その不思議な街で、生み出されるビール。
新しい産業を生み出したいという情熱を持つ、地元の方がコツコツ山で育てた柚子(無農薬)を一緒に収穫させて頂き、東京に送って醸造してゆずが香るビールができました。
モノに想いと、物語を込めて。
清流、山あい、新鮮な柑橘、温泉・・・・飲みながらなんだかちょっと行きたくなりませんか?
試験的に作ったものですが、選挙が落ち着いたら、色々なものを作っていきたいと思います。ぜひ一緒に色々作って、伝えていきましょう!一人一人が、モノ語り、できる気がします。そう思うと、ワクワクしすぎます・・・
人と会って、走って、会って、走っての日々が4/7まで続きそうで、なかなかブログも更新できていませんが(書くには立ち止まって考える時間が必要・・)、政策の話し、なぜ政治を目指すのか改めて聞かせてくれ、というお言葉を頂くこともあるので、立ち止まって文字に残していきたいと思います。
地域を良くする、愛媛を支える、日本を支える。前に進む気持ちがみんなの心の中にある。
人と会えば、会うほど確信します。僕は日本の将来をあきらめないし、みんなも諦めていない。諦めたらそこで試合終了だしね。
炎を燃やしていきます。
いつも、応援ありがとうございます。
2019/3/12 中野たいせい
(ゆず狩りはこの記事に・・↓)