こんにちは。中野たいせいです。
愛媛県福祉総合支援センターによる里親制度説明会に参加してきました。
・里親制度についての概要説明
・講演「スクールソーシャルワーカー(SSW)の経験から伝えたい子どもとの関わり方について」
講師 泉浩徳氏(松山東雲女子大学人文科学部心理子ども学科准教授)
制度説明から、改正児童福祉法、虐待の状況などについて説明がありました。
・現在は、「望まれない子ども」ではなく「予期せぬ子ども」という
・心中以外の虐待死、0歳が一番多く、47.8% 0歳0か月0日が18.5%
・・・・・・・・・・
今の社会は少子高齢化対策で、子育て支援の充実、子どもの数を増やせ!という一方で、
全国で4万5千人の子どもたちが虐待、経済的理由、親がいないなどの理由で親と暮らせない現状。
子どもの7人に1人が貧困(2016年は6人に一人、2019年に7人に一人と発表 ※日本財団)となり、 その日の唯一の食事が給食という子どもが少なくないという現実があります。
里親に関して愛媛県は相対的に少なく、施設が多いという現状でした。 平成22年には全国で最下位という数字だったので、改善に向かっている途中だと思います。
問題の本質はどこにあるのか。何をしないといけないのか。最近よく思います。
医療での考え方もそうですが、「施設に頼らず」「地域で・社会的に」という振り方になるべきだし、実際そうなりつつあります。
では一方で、支えられる地域であり続けられるのか。
スクールソーシャルワーカーの派遣増強の必要性など今日の場での気づきもありました。
社会課題の解決に向けて、愛媛モデルを目指してみなさんと取り組んで行きたいと思います。
※社会的養護
保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことです。
社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」と「社会全体で子どもを育む」を理念として行われています。
※里親に関する基礎研修は10/5で次回は来年6月ということです。
問い合わせ先
福祉総合支援センター【子ども・女性支援課】
〒790-0811 松山市本町7丁目2愛媛県総合保健福祉センター内
TEL(089)922-5040 FAX(089)923-9234
※厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/content/000503210.pdf
いつも最後まで読んで頂きありがとうございます。ご意見お待ちしております。go@taiseinakano.com