2月3日 知事会見内容について愛媛県より連絡のあった新型コロナウィスル感染症の情報をお伝えいたします。
県内で新たに確認された新型コロナ陽性者は339人(既存195人、新規・調査中144人)となっています。
感染確認された皆様にはお見舞いを申し上げます。
また、残念ながら入院中の陽性者の方がお2人お亡くなりになられたとのことです。謹んでお悔やみ申し上げます。
市町別の陽性者数
・松山市173人(既存103・新規等70)
・今治市13人(既存4・新規等9)
・宇和島市11人(既存2・新規等9)
・八幡浜市6人(全て既存)
・新居浜市49人(既存24・新規等25)
・西条市24人(既存13・新規等11)
・大洲市3人(全て既存)
・伊予市7人(既存6・新規等1)
・四国中央市15人(既存8・新規等7)
・西予市8人(既存7・新規等1)
・東温市13人(既存11・新規等2)
・上島町2人(全て新規等)
・松前町8人(既存5・新規等3)
・砥部町4人(既存2・新規等2)
・内子町2人(既存1・新規等1)
・県外1人(新規等) ※千葉県1人
現在の対策とまん延防止等重点措置の対策について
現在、愛媛県は独自の警戒レベルを「オミクロン株感染拡大 特別警戒期間」に引き上げ、「不要不急の外出自粛要請」「飲食店への営業時間の短縮要請」「酒類提供の停止要請」以外は既に、重点措置と同等の対策を実施。
第6波の感染の中心は、家庭内や学校・保育所、高齢者施設であり、第4波、第5波のように飲食店が中心ではないことから、飲食店への時短要請等が基本となる現在の重点措置のメニューでは感染を食い止める効果が薄いと考えている。オミクロン株の特性に応じた対策の必要性は、多くの知事も指摘しており、全国知事会からも国に強く求めているところ。
日中・夜間の人流の状況について
最近の県内の人流をコロナ前の令和元年度における同時期の人流と比較したところ、大型商業施設における「日中」の人出について、松山地域、新居浜市、今治市のいずれの施設も、コロナ前と比べて、4割前後減少。
「夜間」の人出についても、繁華街の人出は、各地域で少しばらつきはあるものの、コロナ前の4割から6割減少。まん延防止等重点措置の適用を国に要請しない中でも、大きく人流が減少している。
全国と愛媛県の人口10万人当たり陽性者数及び都道府県比較
人口10万人当たり1週間の陽性者数の推移を、全国と本県で比較したところ、初期の増加ペースは全国と同じ動きだったが1月20日頃から全国と比べて増加傾向に開きが生じている。
比較的早い時期にオミクロン株の第6波にさらされたことから、都道府県順位が1月15日時点では19位、その後、1月31日時点では40位にまで低下。
この間、200~300人の陽性確認が続いているが、その他の都道府県はそれを上回る水準で感染が拡大。県民の皆様のご協力により、全国と比べ、本県の陽性確認の水準は抑えられている。
事業者の方々への支援策
まん延防止等重点措置が適用された場合は、経済的な制限が掛かり飲食業のみならず、観光や交通、サービス業といった、幅広い事業者が大きなダメージを受けることになる。
本県の現状や、オミクロン株の特性を踏まえると、今重要なことは感染防止対策を強化しつつしっかりと生活や経済の維持を図っていくこと。経営へのダメージに関し、事業者の皆様には、幅広い業種を対象として公平で平等な制度である国の「事業復活支援金」をぜひ活用していただきたい。
更に、県では、減少幅が30%に満たない事業者向けに第3弾の「えひめ版応援金」を用意しているので、こちらも積極的なご活用をお願いしたい。
「みなし陽性」について
新聞報道では、検査をせずに医師の判断で感染者とみなす「みなし陽性」を開始した地域もあり、17都府県に広がっている。
医療機関の外来受診が受けにくい状況や、検査キットの不足が深刻化している背景があるが、本県においては、現段階でそうした状況にはない。
「みなし陽性」の仕組みは導入せず、これまでどおり、医療機関を受診し、検査して陽性かどうかを調べる仕組みを維持したいと考えている。
【陽性者の概要(居住地以外)】
<年代> 10歳未満:49人、10代:40人、20代:63人、30代:45人、40代:57人、50代:27人、60代:29人、70代:16人、80代:11人、90歳以上:2人
<性別> 男性:172人、女性:167人
<職業> 公務員:1人、会社役員:5人、会社員:99人、自営業:24人、医療関係:12人、福祉関係:20人、未就学児:40人、児童・生徒:41人、学生:11人、アルバイト:6人、団体職員:4人、無職:42人、調査中:34人
<症状の有無> あり:251人(全て軽症)、なし:41人、調査中:47人
<感染経路等の推測> 家庭内:134人、学校:2人、幼稚園・保育所等:13人、仕事関係:7人、医療・福祉施設:30人、飲食店:3人、生活上の接触:11人、県外:3人、調査中:136人
【現在の入院等状況】
・医療機関への入院 94人(▲3) うち重症者 1人(▲1)
・宿泊療養施設への入所 72人(+3)
・自宅療養等 2,480人(+78)
以上となります。どうぞお気をつけてお過ごしください。