特別委員会が設置されており(委員12名)、東京/神奈川へ。
【そもそも5G(ファイブジー)とその可能性】
言葉自体はテレビCMでも流れ、ラグビーW杯を機に先行サービスが開始されたことから目に、耳にする機会も多くなりました。
この春にサービス提供開始の予定です。
ものすごく簡単に言うと、データが高速・低遅延・大容量で展開できる・多重で接続できる、ということだけでもあります。これをどう使いこなしていくか、ということですが・・・
よく出てくる代表的な事例・スポーツ観戦が例えば審判カメラの目線でリアルタイムに見られて、コートにいるように感じる・ライブコンサート映像が自分の端末等で生中継・同時複数画面などで見られる(分かりやすかった例)2時間の映画が3秒でダウンロードできる・映像が精密なため、遠隔で技術の提供や作業などができるといったことが挙げられます。
【愛媛、地方においてどうする?】
・首都圏の医療サービスの提供ができるロボットアームなど精緻化を使いつつ、東京の神の手を持つ医師が遠隔で映像を見ながら愛媛の病院にいる患者の手術を行う
・農業分野の専門性の拡大フランスにいる最上級のシャンパンの作り手がリアルタイムで地方の畑を管理し優れた商品を生み出すことができる
など、「やろうと思えば」「資金があれば」という条件付きで「距離を縮める」ことが可能になり色々なことができるかもしれません。
ドコモだけでも3,000社とアライアンスを結び、サービス開発を行っているということでした。
生活をこうしたい、というアイデアをどう実現していくか、ということになります。
現在のテレビ会議、まだまだ接続スピードや音声・映像の質にストレスを感じますが、高速化されホログラムに近い形で成立するとなるとより有用になると思います。
逆に地方にいながら、世界の仕事をどんどん取っていくこともできる、として狙っていく必要があります。
【NTTdocomoの5Gモデル展示ケース「PLAY5G」とサービス】
実際にVRゴーグルをつけて体験できるなど、いくつかのモデル展示が行われていました。
一般向けにおいてあり、リアルなゲームセンターのようでこれはこれで単純に面白かったです。
ドコモとしてはこれから5Gの基地局を47都道府県に設置→来年度全国1万基ということで設置していくらしいですが、現在の4Gだけでも約10万以上の基地局を設置している、ということですので、10年以上かけて段階的に拡大していくのが現実的、ということでした。
【横須賀リサーチパーク -YRP】
旧電電公社の研究所の大規模跡地に総務省、横須賀市、京浜急行電鉄の運営により研究機関が複数入っており、「情報通信分野を専門とする我が国唯一の公的研究機関」国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が立地しています。
5Gを始めとする通信関連技術について研究が行われおり、水中で届く電波(従来は水中では音波のみ)の開発や、ワイヤレスの進展により電動自動車を接続せず置くだけで充電できるようにする(スマートフォンで実現しているもの)といった技術も開発しているということでした。
大規模災害発生時にドローンの利活用がありますが、飛行時間が短く目視が必要なため、ネットワークで自律化させて、飛行距離・時間の長い小型機を電波塔の役割として滞空させ(数時間)電波復旧に使うなどは南海トラフの対策が必要な愛媛を始めエリアには有用に感じました。
サイクリングしまなみ2020では、愛媛CATVなどが参画し実証実験を行う、ということでしたので愛媛県内でも注目ですね!
【NTT東日本 SOLUTION SQUARE】
ICT関連技術、機器を導入したら実際どうなる、という商品展示コーナーでした。スマート、効率化という観点では今すぐに使い始められるサービスが展示されていました。
例えば、カメラで撮影している映像からAIで不審な動きを学習し、怪しい行動は店員に通報がいくっといった万引き防止サービスなど(万引きによる経済被害は年間4,000億にものぼるそうです。。)会社のビジネスなどにご興味があればサイトご覧ください、という感じでしょうか。
https://business.ntt-east.co.jp/content/showroom.html
自治体導入事例↓
https://business.ntt-east.co.jp/case/?tags=i09&page=1
【5Gの先の世界へ】
2019年度の国の補正予算で(6Gといわず)ポスト5Gへの研究開発費基金としてが1,100億円盛り込まれていましたのをご存じですか?
https://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2019/sy011213/hosei011213c.pdf
この1月20日から招集される国会で審議されます。中国など大規模予算を投下していく中で、研究開発に投下する予算がこの規模で適正か、という疑問もありますが国民に対してニュースとしては「桜を見る」方が取り上げられ、なかなか情報が入らない今の国の現状です。
6Gの世界ではスターウォーズに出てくるようなホログラムがリアルに再現される可能性があったり、VR(拡張現実)の世界がより精緻化したり、といったさらなる進化が期待されます。しかし、先日公開されたスターウォーズ(まだ観に行ってない・・)が1977年から42年間かけてエピソードが完結されましたが、その当時からホログラムで通信を行っている世界を表現していたのを考えると、その想像力→創造力って凄いですよね。いま、みなさんの「こうしたい」のビジョン・夢が40年後にも実現されていく世界であり続けたいと思います。これがあれば便利、これがあれば課題が克服できる、という問題意識を持ち、技術で補っていきたいと思います。
ということで、、愛媛に帰ります!