新任議員研修会

全国都道府県議会議長会による「新任議員研修会」が開催され、愛媛県からは9名が参加しました。
今回で2回目の取り組みということですが、全国から約400名が参加していました。
会場を見渡すと様々な世代の方がいますが女性の比率が非常に低い、というのが実感でした。
愛媛県は9人中4名の方が女性議員だったので今回の中での割合的には高かったと感じました。

内容は講義形式で、いわゆる座学、です。

「二元代表制論を超えて」金井利之氏 東京大学大学院法学政治学研究科教授
「日本の地方財政と近年の地方税制改革」関口智氏 立教大学大学院経済学研究科教授
「議会の仕組みと運営」内田一夫氏 前全国都道府県議会議長会事務局次長

という3講演でした。

個人的な感想としては、、、最初の講演で二元代表(民主)制=首長と議会、ということでその環境の変化から時系列的に解説があり、議会、議員が何のために存在するのか、必要なのか、という内容でした。
1980年代~革新的首長vs保守議会の流れから、首長による議会迂回論、首長が直接民意を拾えるのであれば議会は権力もない無用の長物論、首長と議会の対立の構図の場合のパワーバランス、また議会が首長与党の場合、有権者からみて議会の存在意義がどこにあるのか、など、民意とは、代表とは、決定とは、という観点で議論が進みます。

47都道府県並ぶ中で、愛媛の場合はと思いながら聞いていくと、納得感のある話でした。首長は代表・決定を一手に行わず、複数の議論を経て意思決定をするために、議会=議論、政策立案、提案の場の役割を担っていくべき、という結論です。

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