愛媛県議会議員 中野たいせい

受け継がれていくもの ー8月15日

東京に出てから、「お盆は混むから・交通費が異常に高いから」という理由で帰省をずらしていました。今年は愛媛に帰ってきたおかげで、お盆にまともに両親と過ごしました。本当に久しぶりです。

昨日は仕事を午後から休んで、お墓参りに行き、その足で祖母に会いにいきました。
人生100歳時代を迎える、という中で94歳。幼少期のイメージだと豪快で強い祖母でしたが、今年に入り腕と腰を骨折してしまい、ますます弱くなった気がして心が痛みます。だいぶ意識も混濁していますが、昔覚えた百人一首の上の句を詠むと記憶が少し戻ってきて詠んでくれます。三つ子の魂百まで、は本当にその通り・・・。一緒に百人一首しても絶対勝てなかったのになあ。

2017年9月の時点で100歳以上の高齢者が全国に6万7824人と発表されていて、2018年度中に100歳になる人も3万2097人とすれば、だいたい10万人くらいの方が100歳以上なんですね。そのうち女性が87%以上。人生50年も生きれば長老だった時代から、いまでは健康寿命や、QOL、老老介護の現状など変われば変わるもので考え始めれば止まりません。

祖母に会った後は、親戚の子たちと花火をして、息子は叔母の家へそのまま生まれて初めてのお泊りへ。僕は出張などでいない日も多かったですが、妻にとっては、生まれてから4年と約10か月初めて息子と離れてゆっくり寝た日。
考えてみるとすごいことで、いつも息子をきにしながら寝ている妻には頭が下がります。
自分にとっては、成長が嬉しくもあり、少し寂しくもあり。
中学の時に海外にホームステイに出してもらって初めてホストファミリーの家で寝た日、浪人して親元を離れ寮に入った日、を思い出したりしました。

8月15日、終戦記念日。夫婦水入らず、という訳にもいかず夕方、無事帰ってきた息子の顔を見に一瞬帰ってまた仕事へ。自宅で流れていたニュースでは、過去、天皇両陛下が沖縄で火炎瓶を投げられながら、その後も予定通り公務を行われたという出来事を振り返っていました。平成30年。平成生まれ、ゆとり世代、などと揶揄する以前に一つの年号が終わろうとしています。沖縄の痛みややり場のない気持ちに寄り添われて、という両陛下の姿を見て、平成が間もなく終わろうとする中、いまの沖縄の姿は、日本の姿はあるべき姿なのか、自分に問いかける8月15日です。

仕事の合間に手を休めてハイボールを2杯飲んできました。お酒を飲んでまた仕事を頑張る、は完全に前職で培った力ですね笑。
60周年を、本日2018年8月15日迎えた「露口」さん。昔からと同じ佇まいで続く、ハイボール発祥の店として愛媛でとても有名なバーです。
自分は18歳から35歳で愛媛に戻るまで、県外に出てしまったので愛媛の夜の顔はほとんど知りません。地元に帰ってきてからすぐに勧められて初めて行きました。60年分の人と人の記憶が宿る店。8月15日という、終戦の日に人のつながりを感じる場にお邪魔して、改めて良かった、と思いました。

明日は、これまで温めてきた一つのアイデアが形になり「始まる」日です。まさに産みの苦しみを越えて、です。産む苦しみは想像を絶していて、軽々に言えないと今では思いますがそれにしても産みの苦しみを抱えた仕事ばかり、まだまだ手元にあります・・・。
苦しいこともありますが、新しく多くの仲間ができて一歩一歩積み重ねてきて、これからも、もっと積み重ねていく、と思うとワクワクが大きく、とても楽しみ。またご報告させていただきます。

8月15日戦後73年。日本人だけでなく、戦争で亡くなった多くの方々、生き残って今を迎える方々。反戦平和を当然としつつ、僕らの世代がどう受け継ぎ発展させていくか、なぜ今生きているのか、しっかり受け継いでバトン渡した、といえる人生を歩んでいきたいと思います。

2018/8/15 中野たいせい

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