よく東京ドーム何個分っていう比較がありますが、今ある数字を身近なもの、実感のあるものに置き換えて見ていくとその意味もまた違って見えてくるような気がしてきます。
僕がUターンした愛媛・松山の人口ってどれくらいですか。と聞いていただくことがあるので、(ゴビ砂漠3個分!的に)バシっと分かりやすく答えられるように調べてみました。
愛媛の人口は約135万2千人、県庁のある松山市は約48万2千人。旧北条市、旧中島町を加えて合計約51万1千人。
これがどういう数字かイマイチ実感しにくいです。
県全体の人口は、47都道府県中28番目。真ん中よりちょっと後ろです。
日本の総人口1億2642万人のうちの1.07%。最初10.7%とか思ったけど、1%でした。
前後5県はこんな感じ↓
熊本県約176万人、鹿児島県約162万人、沖縄県約144万人、滋賀県約142万人、
山口県約138万人、<愛媛県>、長崎県約135万人、奈良県約134万人、青森県約127万人、岩手県約125万人、大分県約115万人。
1%台仲間が20県ほどいます。
東京・神奈川の合計が約18%。
人口集中!ってずーっと言われつつ、認識はありますがこうやって計算してみると結構すごいことに思えてきます。
今の自分の暮しが詰まっているこの世界は日本の人口の1%か。
とても暮らしやすく、素敵なところです。(公園でラジコンを走らせる息子)
さて。気を取り直して世界に目を向けると、ロシアのエカテリンブルク・約138万7千人(あまり知らない)とイタリアのミラノ・約133万1千人(大都会のイメージある)の間くらい。
松山市はポルトガルのリスボン・約51万3千人、南アフリカのケープタウン・約43万4千人の間くらい(そう言うとオシャレな感じがしてきたかも!)
東京で比べると江東区・約51万5千人、葛飾区・約45万3千人の間くらい。
これに品川区・約40万3千人足せばちょうど県全体くらい。3区分です。
フムフム。
愛媛の人口は1年間で1.2万人減っていました。
県内の鬼北(キホク)町約1万人を上回る人が1年間でいなくなっています。
というか、日本全体で、1年間で27万人減っている、ということは毎年、
墨田区約26万6千人以上が消滅していて、愛媛だと今治市約15万4千人と新居浜市11万7千人足したくらいの人がいなくなっているってことか。
愛媛県の人口が一番多かったのは、1985年(昭和60年)で約153万人。今より18万人プラスということは、宇和島市約7万3千人+西条市10万6千人分。
うーん。なかなかすごい数字です。
自分が生まれて間もなくしてからこの方、ずっと減ってきている。
減った、減った・・・といつまでも凹んでいてもしょうがないので、地域間を動く人でお金を落とそう=交流人口を増やそう、ということになる訳ですね。
人が行ったり来たりする方法・目的をつくり出す。これならばいけそうだ、と。
確かに。
1/100の中から、日本が元気になる方法を作っていきたいと思います。
2018/10/1
中野たいせい
※国内の人口は2018年9月1日時点推計人口。
海外人口は2017世界の統計より http://www.stat.go.jp/data/sekai/pdf/2017al.pdf