7/23(火)八幡浜市の新町商店街へ。
ここでは黒い商店街のブラックリスト、というものを作っています。
「ブラック」という言葉にネガティブなイメージがありますが、 例えばクレジットカードの上位がブラックカードとされているなど、 黒は高貴な色として使われていたりもしていた、ということらしいです。
黒いお湯がでたことをきっかけに、地域の活性を黒色にあわせて行っています。
八幡浜黒湯温泉みなと湯
黒いちゃんぽん、饅頭、焼き飯。
黒い郵便ポスト、 コカ・コーラの自販機も黒色になり、多くの企業、商店が参加しています。
黒いフライパンや、懐かしの白黒記念写真など、そもそも黒!という店舗も
面白がって参加している様子が本当に前向きです。
WEB発信や首都圏での情報発信はまだまだこれから、ということですので
PR上は可能性を大きく感じる取組みです。
黒い商店街
一方で、商店街自体は本当に人がいない。。という現実もあります。
商店街でモノを買う、買う人がいること。人口減少が進む中、そして、商品購入方法が激変していく中で、 「商店街の在り方」も変わっていくと思います。
観光として、体験を売る、風景を売る、そこにしかないものを売る
そのために、情報をWEBで流し集客する。
観光施策にCRMの観点がもっと入っていくと(政治もそうか)まだまだ可能性が広がっていくと思います。
ぜひ黒い商店街の取り組みが拡大し、続いていくことを願いますし、
商店街としてのまさにカラーの出し方はほかの地域でも参考になると思いますのでこれからも覚えておきたいと思います。
地域の声を聴く会は、
グループ補助金等を活用した豪雨災害の復興について
大洲市商工観光部、大洲商工会議所、川上商工会、愛媛たいき農業協同組合の方々からお話を聞かせて頂きました。
愛媛県中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業
大洲市の取りまとめた資料によると、
被災事業者数は914、事業者の再開状況は予定を含み94%となっています。
中小企業庁から様々な補助金がでましたが、グループ補助金は中小企業への大型補助金として東日本大震災、熊本地震を経て整備が進んできた制度です。
再建に役立ったという声が多く、有用性を感じます。
困った点では、地震と違い既存設備等が流出しており、その元あった状態の写真など証明書を出すなどが要件となり、申請が難しかった、という声が
聞かれました。その中でも国、県もかなり柔軟に対応してくれた、という声が聞かれました。
一方で休業中、廃業、廃業予定の事業者について、何か継続のための術があるのか、あったのか、お聞きしました。
・初期の段階で諦めてしまうことがあった。精神面でのケアがあれば少しは違ったかもしれない
という声があった一方で
・もともと高齢化しており、廃業のタイミングが少し早まったという事情が大きい
という声も聴かれました。
まさに、地域が抱える 事業承継 の問題が、水害により顕在化しているという状況で、 あらためて事業承継への手当てが急務だと思います。
また、補助金を申請せずに復旧した企業は被害が軽微、もしくは保険に入っていた、ということです。 数千万円の保険が下りており、災害対応型の保険の威力を感じた次第です。
愛媛たいき農業協同組合で話を聞き、商業施設オズメッセに立ち寄り終了しました。
商店街の活性化への取り組み、豪雨災害から復興への取り組み。
愛媛の戦う現場の声を聴かせていただき、帰りました。
地域の活力は、地域の人が作る。外の人の力を借りながらも。当たり前のことですが、この当たり前を皆さんと 一緒に作っていきたいと思います。