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松山の防災情報を、お年寄りにも確実に届ける仕組みの伸ばし方
松山で育った私が考える、誰一人取り残さない防災情報の届け方
【この記事のポイント】
- 松山には、防災メールやSNS、防災ラジオ、防災行政無線、広報車など、情報を届ける手段がすでに幅広くそろっています。この土台はまちの大きな強みです。
- これからの伸びしろは、手段を増やすこと以上に、「スマホを使わない世代にも同じ情報が届くか」「受け取った人が迷わず動けるか」を一緒に磨くことにあります。
- 松山で生まれ育ち、地域活性化と行政の現場を歩いてきた立場として、私は「デジタルの便利さ」と「人のつながり」を重ね合わせ、誰もが取り残されない伝え方を大切にしたいと考えています。
今日のおさらい:要点3つ
- 知りたいこと:松山の防災情報がどこまで整い、これからどう良くなっていくのかを具体的に知りたい、ということです。
- その奥にある思い:離れて暮らす親や、スマホに不慣れな家族にも、いざというとき情報が確実に届いてほしい、という願いです。
- 次の一歩:家族で「警報が出たらどう連絡し合うか」を今のうちに決め、松山で使える手段を一つ試しておきたい、ということです。
この記事の結論
結論から言えば、松山は「誰にでも情報が届くまち」をつくる素地が十分にある都市です。複数の伝達手段がすでにそろい、地域には民生委員や自治会、地域包括支援センターといった顔の見える支え合いの網も根づいています。これは多くのまちがうらやむ財産です。
大切なのは、「手段が多いかどうか」だけで満足せず、「その情報が、スマホを使わない人にも、意味が伝わる言葉で届くか」という視点で仕組みを設計することです。
そして行政の側は、デジタルとアナログ、そして人のつながりを一本の線につないでいく。松山の底力を、防災の場面でもう一段引き上げていける——私はそう確信しています。
松山にそろう「情報を届ける手立て」を、あらためて見渡す
幅広くそろったデジタルの伝達手段
松山では、登録制の防災メールをはじめ、SNSやホームページなど、気象警報・避難情報・地震情報をすばやく届ける仕組みが用意されています。スマホやパソコンを日常的に使う世代にとっては、手元にすぐ情報が届く、たいへん心強い環境です。
私自身、松山で子育てをしながら、こうした通知に助けられる場面が何度もあります。まず土台として、届ける手段が幅広くそろっていること自体が、このまちの前提として大きな強みだと感じています。
アナログの手段が「もう一つの届け道」になる
一方で、スマホを使わない方や、通知の設定に不慣れな方も少なくありません。だからこそ、防災ラジオや防災行政無線、広報車といったアナログの手段が、もう一つの大切な届け道として生きてきます。電源さえあれば動くラジオは、停電時にも頼れる存在です。
よい点としては、次のようなことが挙げられます。
- スマホがなくても、音声で情報を受け取れる。
- 停電や通信の乱れがあっても、電池で動くラジオなら情報が途切れにくい。
屋内では屋外放送が聞き取りにくいこともあります。だからこそ、複数の手段を重ねて用意しておくことが、確実に届けるうえでの鍵になります。
地域の支え合いという、松山の心強い財産
そして松山には、民生委員や自治会、地域包括支援センターによる見守りの網が地域に根づいています。災害時、機械だけに頼らず「近所の人が一声かけてくれる」——この人のつながりこそ、情報を最後まで届けるいちばん確かな道です。
つまり松山には、デジタルの手段・アナログの手段・人の支え合いという三層の届け道がすでに用意されている。この土台をどう活かし切るかが、次のテーマです。
「届く」だけでなく「伝わって、動ける」へ
やさしい言葉で、次の行動まで示す
現場を歩いてきて感じるのは、情報が届いても「専門用語が難しくて、何をすればよいか分かりにくい」という声が一定数あることです。これは松山に限らず、多くのまちに共通する伸びしろでもあります。
避難を促す言葉は、「お年寄りや体の不自由な方は、今すぐ安全な場所へ移りましょう」といった、聞いてすぐ動ける表現に寄せていく。文字だけでなく、図や色分け、避難先の具体的な建物名を添えると、直感的に伝わります。届けることと、伝わって動けることの間の距離を縮める。ここは大きな追加投資がなくても前に進められる部分です。
元気なうちに「一度使ってみる」を当たり前に
いざというときに慌てて使い方を覚えるより、平時のうちに一度体験しておくほうが、心のハードルはずっと下がります。私が大切にしたいのは、この「はじめの一回」を家族みんなで気軽にできる雰囲気づくりです。
- 防災メールの登録を、家族で一緒に済ませておく。
- 防災ラジオの電池と動作を、季節の変わり目に確認する。
- 離れて暮らす親と「警報が出たら電話する」という約束を決めておく。
「意外と簡単だった」という小さな成功体験の積み重ねが、「いざというときも大丈夫」という安心につながります。
多様な立場に配慮し、選択肢をさらに広げる
松山で暮らすのは、日本語を母語とする人ばかりではありません。外国から来た方には、やさしい日本語や絵記号(ピクトグラム)の活用が力になります。耳や目の不自由な方には、文字情報や音声情報など、それぞれに合った届け方が必要です。
近所での声かけ、集合住宅での隣人どうしの助け合いといった“ゆるやかな支え合い”も含めて、「松山でどう情報を回すか」を描いておくと、届け道は一気に増えます。デジタル・アナログ・人の輪が重なり合うほど、このまちの防災はしなやかで強くなります。
よくある質問
Q1. 松山の防災情報の届け方は、どんなところが強みですか?
1. 防災メールやSNS、防災ラジオ、行政無線、広報車など、手段が幅広くそろっています。
2. 地域には民生委員や自治会など、顔の見える支え合いの網も根づいています。
3. デジタルとアナログ、人の輪を重ねられることが、いちばんの強みです。
Q2. スマホを使わない高齢の親に、情報を届けるには?
1. 防災ラジオなど、音声で受け取れる手段を用意しておくと安心です。
2. 「警報が出たら家族が電話する」という約束を、平時に決めておきましょう。
3. 地域の見守りにつないでおくと、いざというとき一声かけてもらえます。
Q3. 防災メールは、どう始めればいいですか?
1. 松山市のホームページの案内から、無料で登録できます。
2. 登録しておくと、気象警報や避難情報が手元に届きます。
3. 家族の分もまとめて登録しておくと、初めてでも迷いません。
Q4. 防災行政無線が聞き取りにくいときは、どうすれば?
1. 屋内では聞こえにくいことがあるので、ほかの手段と併せて使いましょう。
2. 防災ラジオやメールなど、複数の届け道を用意しておくと安心です。
3. 聞き取れないときは、近所や家族と情報を確かめ合うことも大切です。
Q5. 避難行動要支援者名簿とは、どんな仕組みですか?
1. 災害時に支援が必要な方を、あらかじめ地域で把握しておく仕組みです。
2. いざというとき、誰にどんな手助けが必要かを共有しやすくなります。
3. 対象になりそうな家族がいれば、相談窓口で早めに確認しておきましょう。
Q6. 外国から来た人への情報提供は、どう考えればいいですか?
1. やさしい日本語や、絵記号(ピクトグラム)の活用が力になります。
2. 複数の言語での発信を重ねると、より多くの人に伝わります。
3. 職場や地域で、外国から来た隣人と情報を共有し合うことも大切です。
Q7. 個人として、今からできる一番の備えは何ですか?
1. 家族で「警報が出たらどう連絡し合うか」を一度話し合っておくことです。
2. 防災メールの登録やラジオの点検を、今日のうちに済ませておきましょう。
3. 早く備えるほど、いざというとき落ち着いて動けます。
Q8. 松山の防災情報は、これからもっと良くなりますか?
1. すでに幅広い手段と地域の支え合いがあるので、伸びしろは大きいです。
2. 手段を「増やす」以上に、「やさしく伝える・つなぐ」工夫で使いやすくなります。
3. デジタル・アナログ・人の輪が重なるほど、誰も取り残さないまちに近づきます。
まとめ
- 松山は、デジタル・アナログ・人の支え合いという三層の届け道がそろう、防災の土台に恵まれたまちです。
- これからの伸びしろは、手段を増やすより「やさしく伝え、確実につなぐ」工夫を厚くすることにあります。
- 元気なうちに一度使ってみることが、いざというときも動ける安心につながります。
松山で育ち、この街で子育てをする一人として、私は「誰一人取り残さない松山の防災」を本気で伸ばしていきたいと考えています。まずはあなたの暮らしの周りで、家族との連絡の約束を一つ決めるところから始めてみませんか。
中野たいせいの想い
中野たいせいは、松山で暮らす一人ひとりの声に耳を傾け、 子育て、福祉、防災、交通、地域経済など、生活に直結する課題に向き合っています。
「松山をもう一度元気にしたい」。 その想いの原点や、まちづくり・防災・生活密着型政策への考え方を、こちらの記事で詳しく紹介しています。