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松山の財政を、将来世代へ健やかにつなぐ|賢い選択と集中の考え方

松山で子育てをする私が考える、次の世代に手渡したいまちの財政

【この記事のポイント】

  • 松山は、県都・中核市としての経済の集積と税源をもつ、財政の土台がしっかりしたまちです。「すぐにどうこう」という状況ではありません。
  • これからの伸びしろは、高齢化に伴う医療・介護・福祉や、公共施設の更新といった支出を見据え、「どこを守り、どこを賢く整えるか」を市民と一緒に選び取っていくことにあります。
  • 松山で生まれ育ち、地域活性化と行政の現場を歩いてきた立場として、私は数字の不安をあおるのではなく、次の世代へ健やかにバトンを渡す財政運営を大切にしたいと考えています。

今日のおさらい:要点3つ

  • 知りたいこと:松山の財政がこれからどう動き、どう良くしていけるのかを、ざっくり把握したいということです。
  • その奥にある思い:暮らしや仕事を松山に置いたとき、将来の負担やサービスの見通しに安心したい、という願いです。
  • 次の一歩:人生設計や子どもの将来を考えるうえで、まちの財政を落ち着いて理解し、賢く付き合いたいということです。

この記事の結論

結論から言えば、松山は「将来世代へ健やかに手渡せる財政」を築ける素地が十分にある都市です。県都・中核市としての経済の集積、周辺市町を含む松山圏域の中心としての厚み——この土台は、多くの地方都市がうらやむ財産です。

大切なのは、「税が重い」「サービスが心配」と身構えるのではなく、「限られた財源を、どこに集中して活かすか」という前向きな選択として、市民も一緒に考え始めることです。

数字そのものより、意思決定の速さと優先順位のつけ方が未来を分けます。松山の底力を土台に、賢い選択と集中で次の世代につないでいける——私はそう確信しています。

松山の財政に、いま何が起きているのか

支出は増え、支え手は少しずつ減っていく

日本全体で、高齢化に伴い医療・介護などの支出が増える一方、税や社会保険料を支える現役世代はゆるやかに減っていく——この流れは、松山も例外ではありません。生活に直結する分野なので、一度手厚くした支援を急に絞るのは難しく、慎重さが求められます。

正直に言えば、これは「社会保障費を増やさない」という話ではなく、「増え方をどう和らげ、増やすなら何を優先するか」という工夫の勝負です。松山で子育てをしながら、私はこのバランスを、悲観ではなく設計の問題として捉えたいと考えています。

税収は大きくは伸びにくいが、土台は堅い

松山には、企業・商業・観光が一定の規模で集まり、周辺からの通勤・通学も含めた経済圏があります。人口減少の中で税収が右肩上がりに伸びる姿は描きにくいものの、いきなり細るわけでもありません。堅い土台の上で、どう回していくかが問われます。

押さえておきたいのは、次のような視点です。

  • 税収は「大きくは伸びにくいが、堅い」くらいに見ておくと、見通しを誤りにくい。
  • 中核市として国・県の支援や近隣との連携を活かせる余地がある。

この「連携できる余地」は、松山の心強さのひとつです。単独で抱え込まず、周辺市町や国・県と手を組めることは、財政運営のしなやかさにつながります。

公共施設の更新を、「賢く使う」発想で迎える

道路や橋、上下水道、学校、庁舎、体育館や公民館といった公共施設は、これから一斉に「修繕か、建て替えか、見直しか」の判断を迎えます。これは松山に限らず、全国のまちに共通するテーマです。

ここで力を発揮するのが、「新しく作る」から「今あるものを賢く使う」への発想の切り替えです。どの施設を残し、どこを民間の力と組み、どう機能を集めていくか——施設版の“選択と集中”を、市民と一緒に丁寧に描いていく。これは追加の負担を抑えながら、まちの安心を守る前向きな取り組みです。

つまり松山には、堅い税源・連携できる後ろ盾・賢く使う発想という土台がすでにある。この土台をどう活かし切るかが、次のテーマです。

次の世代へ、健やかにバトンを渡すために

世代の間で、無理なく“割り勘”する

橋や学校のように、これから生まれてくる子どもたちも長く使う施設は、その費用を長い期間に分けて負担するのが理にかなっています。今の世代だけで一度に払い切ろうとすれば無理が出ますし、逆に先送りしすぎれば将来に重さが偏ります。

この“世代間の割り勘”をていねいに設計することこそ、自治体財政のいちばん大切なところです。私が目指したいのは、どの世代にも極端な重さがかからない、なだらかで納得感のあるバトンの渡し方です。

まちの家計を、市民と“見える化”して共有する

現場を歩いてきて感じるのは、「財政の話は難しそうで、自分ごとにしにくい」という声が一定数あることです。だからこそ、まちの家計を分かりやすく見える化し、市民と共有していくことが大切だと考えています。

  • 毎年の収入と支出のバランス(会社でいうPLの視点)。
  • 施設や貯金、借入の残高(BSの視点)。
  • いつ大きな支出が来るか(キャッシュフローの視点)。

この三つをやさしく開いて共有すれば、市民も「なるほど、ここに集中するのか」と納得しながら一緒に考えられます。開かれた財政は、信頼される財政です。

子育て・教育・暮らしの安心を、守る優先順位に

選択と集中というと、削る話に聞こえがちですが、私が大切にしたいのはむしろ逆です。限られた財源だからこそ、子育て・教育・暮らしの安心といった、まちの未来を支える分野を守り、伸ばしていく。ここに優先順位を置くことが、次の世代への何よりの投資だと考えています。

同時に、個人としても、暮らしにかかる税や保険、公共料金の見通しをざっくり持っておくと、大きな選択の場面で落ち着いて判断できます。まちと個人がそれぞれ賢く備えることで、松山の暮らしはしなやかに強くなります。

よくある質問

Q1. 松山市は財政的に安心できるまちですか?

1. 県都・中核市としての経済の集積があり、土台はしっかりしています。
2. 「すぐにどうこう」ではなく、これから賢く整えていける段階です。
3. 手を打つ速さと優先順位づけで、未来をより良くできます。

Q2. 将来、税や保険料はどうなっていきますか?

1. 具体的な数字は読みにくいですが、社会保険料はゆるやかに重くなる流れです。
2. これは松山だけでなく、日本全体に共通する傾向です。
3. 見通しを持っておくことで、慌てずに備えられます。

Q3. 財政を整えるうえで、まず何が大切ですか?

1. 何を守り、どこを賢く整えるかを早めに決める、優先順位づけです。
2. まちの家計を市民と見える化して共有することも欠かせません。
3. 子育て・教育・暮らしの安心を守る方向に、力を注ぐことが大切です。

Q4. 松山で家を持つとき、財政面はどう見ればいいですか?

1. 将来も暮らしの機能が保たれやすいエリアほど、安心して住み続けられます。
2. 通勤や買い物、医療へのアクセスも含めて総合的に考えましょう。
3. 目先だけでなく、長い暮らしの見通しで選ぶことが大切です。

Q5. 子ども世代が松山に残るのは損でしょうか?

1. 決して損ではありません。暮らしの負担を抑えやすい強みがあります。
2. その余力を、学びや挑戦、資産形成に回すこともできます。
3. 仕事やキャリアの選択肢を広げておくと、より安心です。

Q6. 事業を松山で続けるうえで、財政はどこまで気にすべきですか?

1. 公共の仕事や補助に関わるなら、まちの方針を知っておくと役立ちます。
2. 人口の動きや、まちが力を入れる分野は事業戦略のヒントになります。
3. 公的な支えと自立した収益を両立させると、経営が安定します。

Q7. 個人として、今からできる一番の備えは何ですか?

1. 暮らしの中で「まちに頼る部分」と「自分で備える部分」を整理することです。
2. 医療・教育・老後などごとに役割を書き出すと、見通しが立ちます。
3. 早く整えるほど、将来の変化に落ち着いて向き合えます。

まとめ

  • 松山は、堅い税源・連携できる後ろ盾・賢く使う発想という、財政の土台に恵まれたまちです。
  • これからの伸びしろは、何を守り、どこに集中するかを市民と一緒に選び取ることにあります。
  • 世代の間で無理なく割り勘し、子育て・教育・暮らしの安心を守ることが、次への投資です。

松山で育ち、このまちで子育てをする一人として、私は「次の世代へ健やかにつなぐ松山の財政」を本気で築いていきたいと考えています。まずは、まちの家計に少し関心を向けるところから、一緒に始めてみませんか。

中野たいせいの想い

中野たいせいは、松山で暮らす一人ひとりの声に耳を傾け、 子育て、福祉、防災、交通、地域経済など、生活に直結する課題に向き合っています。

「松山をもう一度元気にしたい」。 その想いの原点や、まちづくり・防災・生活密着型政策への考え方を、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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