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松山の企業の人材確保をもっと前へ|選ばれる会社を地域で増やすには
松山で育った私が描く、人が集まり・根づく地域経済のつくり方
【この記事のポイント】
- 松山には、暮らしやすさ・コンパクトさ・地域に根ざした企業の層の厚さという、人が働き続けたくなる土台がすでにそろっています。これはまちの大きな強みです。
- これからの伸びしろは、賃金や労働環境を整えることに加え、シニア・女性・若者・外国から来た方など、多様な人が力を発揮できる職場を地域ぐるみで増やすことにあります。
- 松山で生まれ育ち、地域活性化と行政の現場を歩いてきた立場として、私は「選ばれる会社」が松山に増えていく後押しを大切にしたいと考えています。
今日のおさらい:要点3つ
- 知りたいこと:松山の企業がどうすれば人を確保でき、地域経済をどう伸ばせるのかを具体的に知りたい、ということです。
- その奥にある思い:地元で働き続けたい、あるいは地元の会社を続けていきたいのに、その手立てが見えづらい、という不安です。
- 次の一歩:賃金・働き方・多様な人材・情報発信という切り口で、自社や地域でできる一手を選び取りたい、ということです。
この記事の結論
結論から言えば、松山は「人が働き続けたくなるまち」をつくる素地が十分にある都市です。暮らしやすさ、通勤しやすいコンパクトさ、地域に根ざした企業の層の厚さ——この組み合わせは、多くの地方都市がうらやむ財産です。
大切なのは、「人が採れない」と嘆くのではなく、「どうすれば自分の会社が選ばれる存在になるか」という視点に立ち直すことです。賃金だけでなく、働き方、多様な人が活躍できる環境、そして会社の魅力の伝え方をそろえていく。
そして行政の側は、その挑戦を地域ぐるみで後押しする。松山の底力を、地域経済の場面でもう一段引き上げていける——私はそう確信しています。
松山にそろう「人が根づく土台」を、あらためて見渡す
暮らしやすさとコンパクトさという強み
松山の働き手にとって、まず土台にあるのが暮らしやすさです。中心部に仕事も生活も集まり、通勤の負担が小さい。大都市に比べて住居費や生活の負担が抑えやすく、その分を暮らしや学びに回せる。これは、地元で長く働き続けるうえで大きな前提になります。
私自身、松山で子育てをしながら、このまちのコンパクトさに助けられる場面が何度もあります。仕事と暮らしのバランスを取りやすいことは、人が根づくうえでの確かな財産です。
地域に根ざした企業の層の厚さ
松山には、ものづくりから商業、観光、サービスまで、地域に根ざした企業が幅広く息づいています。建設・介護・運輸・飲食など、暮らしを支える現場では人手を求める声が強い分野もありますが、それは裏を返せば「地域に必要とされ、仕事がある」ということでもあります。
よい点としては、次のようなことが挙げられます。
- 身近な暮らしを支える仕事が地域にあり、働く実感を得やすい。
- 経営者と働き手の距離が近く、一人ひとりに合わせた働き方を工夫しやすい。
若い世代が一度は外の世界を経験したいと考えるのは自然なことです。だからこそ、「松山に戻って働きたい」「地元で挑戦したい」と思ったときに受け皿があることが、これからますます大切になります。
支援制度や連携という、松山の心強い後ろ盾
中核市である松山は、国や県の支援を活かしやすく、近隣市町との連携も使えます。採用や人材育成、働き方改革を後押しする仕組みも整いつつあります。企業が単独で抱え込まず、こうした後ろ盾を活かせることは、このまちの心強い財産です。
つまり松山には、暮らしやすさ・企業の層の厚さ・支援の後ろ盾という三つの土台がすでにそろっている。この土台をどう活かし切るかが、次のテーマです。
「選ばれる会社」を、松山でどう増やしていくか
賃金と働き方を、投資として整える
現場を歩いてきて感じるのは、「募集すれば人が来る」時代から、「働き手に選ばれる会社になる」時代へと移ってきていることです。これは松山に限らず、多くのまちに共通する変化です。
賃金の見直しはもちろん大切ですが、それだけではありません。長時間労働の是正、休みの取りやすさ、育児や介護との両立支援、柔軟な働き方の導入——「この会社なら長く働ける」と感じてもらえる環境づくりは、コストではなく投資です。デジタルの力で定型業務を効率化し、生まれた余力を働き手への還元に回す。こうした工夫は、規模の大小を問わず前に進められます。
多様な人が力を発揮できる職場へ
若い正社員だけを探そうとすると、限られた人の取り合いになりがちです。視野を広げ、多様な人が活躍できる職場をつくることが、これからの人材確保の鍵になります。私が大切にしたいのは、誰もが持ち味を生かせる環境づくりです。
- 経験豊かなシニア層に、短時間や週数日など柔軟な働き方で力を借りる。
- 女性が働き続けやすいよう、時短勤務や在宅など選択肢を広げる。
- 外国から来た方や障がいのある方が、持ち味を発揮できる受け入れ体制を整える。
多様な人が同じ職場で力を合わせることは、人手を補うだけでなく、会社の雰囲気や発想を豊かにしてくれます。
会社の魅力を、まちの外にも伝えていく
よい会社であっても、その魅力が伝わらなければ出会いは生まれません。SNSやホームページ、動画などで「どんな仲間と、どんな仕事をしているか」を発信していくことは、これからの採用の基本です。特に若い世代は、応募の前に会社のことをよく調べます。
大学や高校とのつながり、インターンシップの受け入れ、社員が知人を紹介する仕組みなど、地域ならではの“顔の見える出会い”も力になります。松山というまちの魅力と、会社の魅力を重ねて伝えていく。公・民・地域が重なり合うほど、人が根づくまちに近づきます。
よくある質問
Q1. 松山で人材を確保するうえでの強みは何ですか?
1. 暮らしやすさと通勤しやすいコンパクトさが、働き続ける土台になります。
2. 地域に根ざした企業が幅広く、身近な暮らしを支える仕事があります。
3. 国や県の支援、近隣市町との連携も活かせることが心強い点です。
Q2. 大幅な賃上げが難しい中小企業は、何から始めればいいですか?
1. まずは休みの取りやすさや残業の見直しなど、働き方から整えましょう。
2. デジタルで定型業務を効率化し、生まれた余力を還元に回す方法もあります。
3. 「長く働ける会社」という実感が、採用にも定着にもつながります。
Q3. シニア人材に力を借りるとき、気をつけることは?
1. 体力に配慮した業務設計と、無理のない働き方の用意が大切です。
2. 短時間や週数日など、柔軟な選択肢を示すと力を借りやすくなります。
3. 安全対策を丁寧に整えることで、双方が安心して働けます。
Q4. 女性が働き続けやすい職場にするには?
1. 育児や介護との両立を支える、時短や在宅などの選択肢を整えましょう。
2. 復帰しやすい雰囲気や、相談しやすい体制づくりも効果的です。
3. 一人ひとりの事情に寄り添う姿勢が、長く働ける安心につながります。
Q5. 外国から来た方を受け入れる際の準備は?
1. 言葉や文化の違いに配慮した、丁寧な受け入れ体制が大切です。
2. 住まいや生活面のサポートも含めて考えると、定着しやすくなります。
3. 地域や関係機関と連携すると、無理なく準備を進められます。
Q6. 情報発信は採用にどれくらい効果がありますか?
1. 若い世代は応募前に会社を調べるため、発信は出会いの入り口になります。
2. 社員の働く姿や日常を伝えると、会社の雰囲気が伝わりやすくなります。
3. 松山というまちの魅力と重ねて発信すると、より響きやすくなります。
Q7. 若い世代に松山で働いてもらうには、何が大切ですか?
1. 一度外を経験した人にも「戻って働ける」受け皿を用意することです。
2. 成長できる環境や、挑戦を後押しする姿勢を伝えていきましょう。
3. 暮らしやすさという松山の強みと、仕事の魅力を重ねて示すことが効果的です。
まとめ
- 松山は、暮らしやすさ・企業の層の厚さ・支援の後ろ盾という土台に恵まれた、人が根づきやすいまちです。
- これからの伸びしろは、賃金・働き方に加え、多様な人が活躍できる「選ばれる会社」を増やすことにあります。
- 会社の魅力をまちの魅力と重ねて発信することが、人との出会いを広げます。
松山で育ち、このまちで子育てをする一人として、私は「人が集まり、根づく松山の経済」を本気で伸ばしていきたいと考えています。まずはあなたの会社や職場で、働き方を一つ整えるところから始めてみませんか。
中野たいせいの想い
中野たいせいは、松山で暮らす一人ひとりの声に耳を傾け、 子育て、福祉、防災、交通、地域経済など、生活に直結する課題に向き合っています。
「松山をもう一度元気にしたい」。 その想いの原点や、まちづくり・防災・生活密着型政策への考え方を、こちらの記事で詳しく紹介しています。