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松山市の都市経営を、これからどう伸ばすか ― 底力を活かす全体設計の考え方

松山で生まれ育った目線で考える「松山市 都市経営」という設計図

私は松山で生まれ育ち、愛媛県議会議員として二期、観光や地域活性化の現場を歩いてきました。今も松山で二人の子どもを育てながら、このまちの将来を毎日考えています。松山には歴史・文化・観光・教育・行政機能という確かな土台があります。本記事は、その底力を最大限に活かすために、松山市の将来を「都市経営」という一つの設計図として捉え直す視点を整理するものです。個別の政策論ではなく、まち全体を前向きに伸ばすための基準軸を示します。

【この記事のポイント】

松山の魅力は、人口・産業・財政・暮らしが一つの経営体として噛み合ったときに最大化する。都市経営とは、松山が持つ資源を将来像に沿ってつなぎ直し、伸ばしていくための全体設計である。

今日のおさらい:要点3つ

  • 松山の将来は個別の課題の寄せ集めではなく、人口・産業・財政・暮らしが連動する「一つのまちの設計」として考えると伸ばしやすい
  • 都市経営とは、松山を経営体として捉え、人口構造・経済循環・財政の持続性を将来像に沿って統合していく発想である
  • 松山が持つ歴史・観光・教育・行政機能という資源を「今の時代に合わせて設計し直す」ことが、まちをもっと伸ばす鍵になる

この記事の結論

松山の底力は、一つひとつの政策を点で並べるのではなく、将来像に沿って線でつないだときに大きく花開きます。都市経営とは、松山というまちを一つの経営体として捉え、人口・産業・財政・暮らしを統合して設計していく営みです。断片で語るのではなく全体で描く。私は、その設計図を市民のみなさんと一緒に描いていきたいと考えています。

なぜ今、「松山市 都市経営」という視点がまちを伸ばすのか

松山の未来を語るとき、話題はどうしても一つひとつバラバラになりがちです。中心市街地のにぎわい、若い世代の進路、企業の元気、暮らしの安心、防災、行政サービス――。どれも大切なテーマですが、別々に議論しているうちに、まち全体としてどこへ向かうのかという「絵」が見えにくくなります。

まちは、単体の政策だけで動くものではありません。人口、産業、財政、土地利用、交通、行政、暮らし、防災、教育。これらが互いに影響し合う「ひとつの経営体」として動いています。だからこそ問いは、「どの政策が足りないか」ではなく、「松山というまちを、これからどう経営し、どう伸ばしていくか」に立ち返る必要があります。ここに、まちを前へ進める本質があると私は考えています。

松山には、活かしきれる資源がそろっている

道後温泉という日本最古級の温泉のひとつ、現存十二天守のひとつである松山城、正岡子規や夏目漱石ゆかりの文学の風土、みかんやじゃこ天、鯛めし、砥部焼といった食と手仕事。約50万人が暮らすこのまちには、全国に誇れる資源が数多くあります。県議として観光や地域活性化の現場を歩くほど、松山の底力は本物だと実感してきました。大切なのは、その資源を将来像に沿ってつなぎ、もっと活かしていくことです。

都市経営を「3つのレイヤー」で伸ばす

松山の底力を活かすには、まちの構造を3つの層に分けて考えると見通しが良くなります。

人口構造レイヤー ― 世代がめぐるまちをつくる

人口が緩やかに減っていく流れは、全国の多くの地域に共通する変化です。松山も例外ではありません。ここで前向きに考えたいのは、単なる人数ではなく「世代の循環」です。若い世代が松山で学び、働き、家族を育て、また次の世代を迎える。その循環が続くようにまちを設計すれば、人口構造はまちの弱みではなく強みに変わります。私自身、松山で子育てをするなかで、このまちで育つ喜びを日々感じています。子育て世代が安心して根を張れる松山にすることが、世代のめぐるまちへの第一歩です。

経済循環レイヤー ― 稼ぐ力をまちの中で回す

まちは企業活動と雇用によって動きます。松山は中小企業が中心で、サービス業の比率が高い産業構造です。ここで鍵になるのが「域内循環」という考え方です。松山で生まれた所得が松山で使われ、観光で訪れた方の消費が地元の様々な産業に波及し、若い世代の働く場がまちの中に広がっていく。外から人と活力を呼び込むだけでなく、稼いだ力をまちの中でしっかり回す仕組みを持つこと。ここに、松山の経済をもっと元気にする余地が大きく残っていると考えています。

行政財政レイヤー ― 限られた力を賢く配分する

まちを持続的に運営していくうえで、財政の健全さは欠かせません。歳入と歳出のバランス、公共施設の維持更新、インフラの更新。これらを見通しよく設計することが、暮らしの安心を長く支えます。都市経営とは、限られた資源をどこに優先して配分するかという意思決定の積み重ねです。将来像を共有していれば、その一つひとつの判断が同じ方向を向き、まちの力として積み上がっていきます。

よくある質問

Q1. そもそも「都市経営」とは何ですか?

1. まちを一つの経営体として捉える考え方です。
2. 人口・産業・財政・暮らしを別々ではなく、つないで設計します。
3. 松山の資源を将来像に沿って伸ばすための土台になります。

Q2. なぜ個別の政策だけでは足りないのですか?

1. 政策は一つひとつが点で、単独では大きな流れになりにくいためです。
2. 将来像でつなぐと、点が線になりまちを動かす力になります。
3. だからこそ全体の設計図が先に必要だと考えています。

Q3. 松山にはどんな強みがありますか?

1. 道後温泉や松山城など、全国に誇れる歴史・観光資源があります。
2. 子規や漱石ゆかりの文学の風土、みかんや砥部焼などの食と手仕事もあります。
3. これらを活かしきることが、まちを伸ばす出発点になります。

Q4. 人口が減ることはまちにとって不利ではないですか?

1. 人口の緩やかな変化は全国的に共通する流れです。
2. 大切なのは世代がめぐる仕組みを設計することです。
3. 若い世代が学び働き育てられるまちにすれば、強みに変えられます。

Q5. 「域内循環」とは具体的にどういうことですか?

1. 松山で生まれた所得が松山の中で使われる状態を指します。
2. 観光消費が地元の様々な産業に波及することも含みます。
3. 稼ぐ力をまちの中で回す仕組みづくりが目標になります。

Q6. 財政の話は暮らしとどう関係しますか?

1. 限られた資源をどこに配分するかが暮らしの安心を左右します。
2. 将来像を共有すれば、一つひとつの判断が同じ方向を向きます。
3. 賢い配分の積み重ねが、まちの持続力になります。

Q7. この設計図はどうやって実現していくのですか?

1. まず松山の将来像を市民と共有することから始めます。
2. その像に沿って人口・産業・財政の施策をつなぎ直します。
3. 具体策は、この全体設計を土台に一つずつ形にしていきます。

Q8. なぜ中野泰誠がこのテーマを語るのですか?

1. 松山で生まれ育ち、このまちで子育てをしているからです。
2. 県議として観光や地域活性化の現場を歩いてきたからです。
3. 松山の底力を誰よりも信じ、伸ばしたいと願っているからです。

まとめ

  • 松山の未来は、個別の課題の寄せ集めではなく、まち全体の設計として考えると伸ばしやすい
  • 都市経営とは、人口・産業・財政・暮らしを将来像に沿ってつなぎ直す発想である
  • 松山が持つ歴史・観光・教育・行政機能を今の時代に合わせて活かすことが、まちを伸ばす鍵になる
  • 点を線につなぐ設計図を、市民のみなさんと一緒に描いていく

松山には、確かな底力があります。その力を将来像に沿って一つの設計図につなぎ、もっと元気で誇れるまちへ。私はこのまちで生まれ育った一人として、みなさんと一緒にその道を歩んでいきたいと考えています。あわせて、まちを伸ばすうえで欠かせない「成長をどう加速させるか」という視点を、松山市の成長力をどう伸ばすか ― 前へ進むまちの設計でも整理しています。

中野たいせいの想い

中野たいせいは、松山で暮らす一人ひとりの声に耳を傾け、 子育て、福祉、防災、交通、地域経済など、生活に直結する課題に向き合っています。

「松山をもう一度元気にしたい」。 その想いの原点や、まちづくり・防災・生活密着型政策への考え方を、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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