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松山市の成長力をどう伸ばすか ― 前へ進むまちの設計の考え方

松山生まれの目線で描く、成長がめぐり続けるまちのかたち

私は松山で生まれ育ち、愛媛県議会議員として二期、観光や地域活性化の現場を歩いてきました。今も松山で二人の子どもを育てています。この記事は、「松山市 都市経営」で整理したまち全体の設計図のうち、「松山の成長力をどう伸ばすか」という一点に絞って考える記事です。まちの課題をあげつらうためではなく、松山が本来持っている伸びしろを、どうすれば大きく育てられるかを構造から前向きに整理します。

【この記事のポイント】

松山の成長力は、人口の循環・経済の循環・行政の柔らかさという3つのエンジンが噛み合ったときに加速する。成長を伸ばす鍵は、単発の政策ではなく、まち全体の適応力を高める設計にある。

今日のおさらい:要点3つ

  • 松山の成長力は、人口の循環・経済の循環・行政の柔らかさが連動して初めて大きく育つ
  • 成長を伸ばす本質は「適応力」であり、時代の変化に合わせてまちを設計し直せるかにかかっている
  • 単発の政策ではなく、都市経営全体の中で成長のエンジンをつなぐことが、前へ進むまちをつくる

この記事の結論

松山がもっと前へ進むために大切なのは、一つの政策の当たり外れではなく、まち全体が変化に柔らかく適応できるかどうかです。人口の循環、経済の循環、行政の柔らかさ。この3つがつながったとき、松山の成長力は大きく花開きます。成長を点で捉えるのではなく、まちの設計として捉える。私は、その設計図を市民のみなさんと一緒に描いていきたいと考えています。

松山の成長を後押しする「3つのエンジン」

まちの成長は、どれか一つの要素だけで決まるものではありません。松山も、いくつかの力が連動して動いています。私は現場を歩くなかで、このまちには確かな伸びしろがあると感じ続けてきました。その伸びしろを、3つのエンジンとして整理します。

人口の循環 ― 世代がめぐるまちに

まちの活力は、人の動きと世代の重なりに支えられます。人口の緩やかな変化は全国に共通する流れですが、前向きに考えたいのは「世代の循環」です。若い世代が松山で学び、働き、家族を育て、また次の世代を迎える。この循環が続けば、まちには新しい挑戦や消費が生まれ、税収の土台も安定します。私自身、松山で子育てをしながら、このまちで育つ豊かさを日々感じています。子育て世代が安心して根を張れる松山にすること。それが、世代のめぐるまちへの確かな一歩だと考えています。

経済の循環 ― 稼ぐ力をまちの中で育てる

人口の循環は、経済の循環と結びついています。地元企業が成長する機会が広がり、若い世代の働く場がまちの中に増え、稼いだ所得が松山の中で使われていく。観光で訪れた方の消費が、宿や飲食、物産、交通など様々な産業へ波及していく。外から活力を呼び込むだけでなく、その力をまちの中でしっかり回す仕組みを育てることが大切です。成長とは、規模を大きくすることだけでなく、まちの中で「挑戦の総量」を増やしていくことでもあります。ここに、松山の経済をもっと元気にする大きな余地があります。

行政の柔らかさ ― 変化に合わせて動ける組織へ

もう一つのエンジンは、行政の柔らかさです。社会の変化が速い時代には、環境に合わせて素早く判断し、部局を越えて連携し、新しい挑戦を後押しできる組織文化がまちの成長を支えます。前例を大切にしつつも、必要なときには思い切って設計を見直せること。行政が変化に柔らかく適応できれば、松山は時代の波をむしろ追い風に変えていけます。県議として行政の現場を見てきた経験からも、ここは大きく伸ばせる部分だと感じています。

成長を伸ばす本質は「まちの適応力」にある

松山の成長を構造から見ると、共通するキーワードが浮かびます。それは「適応力」です。人口の変化も、都市間の競争も、全国に共通するテーマです。それでも、伸びていくまちとそうでないまちが分かれます。違いは、変化を前提にまちを設計しているか、環境の変化を読み取って柔軟に組み立て直せているか、という一点にあります。

変化を追い風に変える設計へ

人口構造の変化、経済環境の移り変わり、デジタル化の進展、産業の転換。こうした波は、松山にとって脅威ではなく、まちを設計し直す好機です。松山には歴史・観光・文学・教育・行政機能という確かな資源があります。約50万人が暮らすこのまちの土台は本物です。あとは、その資源を今の時代に合わせて組み立て直し、変化に合わせて動ける設計へと更新していくこと。それができれば、松山の成長力は着実に前へ進みます。

方向性が定まると、政策は線になる

リーダーに求められるのは、大きな声ではなく、方向性の明確さです。進むべき将来像がはっきりしていれば、観光も、子育て支援も、企業の後押しも、デジタル化も、それぞれが同じ方向を向いて積み上がっていきます。方向が定まれば、一つひとつの政策は点で終わらず、まちを動かす線になります。私は、松山の将来像を市民のみなさんと共有することから、この設計を始めたいと考えています。

3つのエンジンは、めぐり合って加速する

人口の循環、経済の循環、行政の柔らかさ。この3つは、それぞれ独立して動いているわけではありません。若い世代がまちに根を張れば経済に活気が生まれ、経済が回れば新しい挑戦を支える余力が生まれ、その余力を素早く現場へ届けられる行政があれば、暮らしの安心がさらに世代の循環を後押しします。エンジンは、めぐり合うことで加速します。私は松山で子育てをしながら、このまちには人と人、産業と暮らしがつながり合う温かさが残っていると感じています。その温かさこそ、成長のエンジンを回し続ける松山ならではの強みです。一つのエンジンを磨くのではなく、3つのめぐりを良くしていく。そこに、松山が着実に前へ進む道があると考えています。

よくある質問

Q1. なぜ「成長力」を構造で考えるのですか?

1. 成長は一つの政策の当たり外れでは決まらないためです。
2. 人口・経済・行政が連動して初めて大きく育ちます。
3. だからまち全体の設計として捉えると伸ばしやすくなります。

Q2. 「3つのエンジン」とは何ですか?

1. 人口の循環、経済の循環、行政の柔らかさの3つです。
2. これらが噛み合うと松山の成長力が加速します。
3. どれか一つでなく、つなげて考えることが大切です。

Q3. 人口が減る中でもまちは成長できますか?

1. 人口の緩やかな変化は全国に共通する流れです。
2. 大切なのは世代がめぐる仕組みを設計することです。
3. 若い世代が学び働き育てられるまちにすれば前へ進めます。

Q4. 経済を伸ばすうえで一番のポイントは何ですか?

1. 稼いだ力を松山の中で回す「域内循環」です。
2. 観光消費が地元の様々な産業へ波及することも含みます。
3. まちの中で挑戦の総量を増やしていくことが目標になります。

Q5. 「適応力」とは具体的にどういう意味ですか?

1. 時代の変化に合わせてまちを設計し直せる力のことです。
2. 変化を前提に組み立てているかどうかが分かれ目になります。
3. 松山にとって変化は脅威ではなく好機だと考えています。

Q6. 行政はどう変われば成長を後押しできますか?

1. 素早く判断し、部局を越えて連携できることが鍵です。
2. 新しい挑戦を後押しする柔らかい組織文化が大切です。
3. 前例を大切にしつつ、必要なときは設計を見直します。

Q7. 単発の政策ではなぜ足りないのですか?

1. 成長は人口・経済・財政が連動して生まれるためです。
2. 一部だけ変えても、全体がつながらないと定着しません。
3. だから都市経営全体の中で成長を位置づける必要があります。

Q8. なぜ中野泰誠がこのテーマを語るのですか?

1. 松山で生まれ育ち、このまちで子育てをしているからです。
2. 県議として観光や地域活性化の現場を歩いてきたからです。
3. 松山の伸びしろを信じ、前へ進めたいと願っているからです。

まとめ

  • 松山の成長力は、人口の循環・経済の循環・行政の柔らかさが噛み合って大きく育つ
  • 成長を伸ばす本質は「適応力」であり、変化を追い風に変える設計が鍵になる
  • 単発の政策ではなく、都市経営全体の中で成長のエンジンをつなぐことが前へ進むまちをつくる
  • 松山の将来像を市民と共有し、点を線につなぐ設計を一緒に描いていく

松山には、前へ進むための確かな底力があります。その力を将来像に沿ってつなぎ、変化を追い風に変えていく。私はこのまちで生まれ育った一人として、松山の成長力をみなさんと一緒に伸ばしていきたいと考えています。まち全体の設計図については、松山市の都市経営を、これからどう伸ばすか ― 底力を活かす全体設計で整理しています。

中野たいせいの想い

中野たいせいは、松山で暮らす一人ひとりの声に耳を傾け、 子育て、福祉、防災、交通、地域経済など、生活に直結する課題に向き合っています。

「松山をもう一度元気にしたい」。 その想いの原点や、まちづくり・防災・生活密着型政策への考え方を、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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