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松山の行政を、賢く持続可能に|固定費を見直し暮らしの質を高める
松山で育った私が考える、削るのではなく「活かす」行政の見直し方
行政の見直しと聞くと「我慢」や「サービス低下」を思い浮かべる方も多いかもしれません。けれど私は、本当に大切なのは、単に切り詰めることではなく、限られた資源を暮らしの質の向上へ賢く振り向け直すことだと考えています。私は松山で生まれ育ち、県議会議員として二期にわたり予算や行政の現場に向き合ってきました。その経験から見えてきたのは、人件費や施設・システムといった固定費の使い方を工夫すれば、サービスを守りながら、将来世代への負担を軽くできるということです。松山の力を、より良い暮らしへ活かす道筋を描いていきます。
【この記事のポイント】
- 行政のお金の多くは、人件費・施設維持費・システム費といった固定費で構成されています。
- 大切なのは「削る」ことではなく、サービスの提供の仕方そのものを工夫することです。
- 見直しで生まれた余力を、暮らしの質の向上と将来への備えに振り向けることが鍵です。
今日のおさらい:要点3つ
- 知りたいこと:松山の行政のお金がどう使われ、どう見直せるのかを知りたい、ということです。
- その奥にある願い:暮らしのサービスを守りながら、将来も安心できるまちであってほしい、という思いです。
- 次の一歩:固定費の使い方を工夫し、余力を暮らしの質の向上に振り向けることです。
この記事の結論
- 行政の見直しは、短期の節約ではなく、提供の仕方を変えることが本質です。
- 人の時間、施設、システムを賢く組み替えれば、サービスを守れます。
- 見るべきは「いくら減ったか」より「暮らしがどう良くなったか」です。
- 将来の更新負担まで見すえた設計で、次世代に安心を引き継げます。
行政のお金は、何に使われているのか
人件費は「時間の使い方」を変える余地がある
多くの自治体にとって、いちばん大きな支出は人件費です。ここで大切にしたいのは、「人を減らす」という発想ではなく、「人の時間の使い方を変える」という発想です。定型的な作業をデジタルの力に置き換え、そこで生まれた時間を、市民の相談対応やきめ細かな政策づくりといった、人にしかできない仕事へ振り向けていく。これができれば、コストの見直しと市民サービスの向上を同時に進められます。
私は現場を歩くなかで、職員一人ひとりが本来の力を発揮できる環境こそが、良い行政の土台だと感じてきました。時間の使い方を工夫することは、働く人にとっても、サービスを受ける市民にとっても、うれしい変化です。この「時間の再配分」こそが、松山の行政をより良くする出発点だと考えています。
施設は「使い方」を工夫して活かす
次に大きいのが、庁舎や支所、図書館や公民館、体育施設などの維持にかかる費用です。これらは一度つくると長い年月にわたって固定費となり、人口が緩やかに変わっていくなかで、使い方を工夫しないと負担だけが残りやすくなります。ここに、将来を見すえた見直しの余地があります。
大切なのは、施設を「減らす」ことではなく「活かす」ことです。近くの施設の機能を一つにまとめて複合的に使う、地域の拠点として多目的に活用する、民間との協力で新しい役割を持たせる。こうした工夫で、暮らしに必要な機能を守りながら、維持の負担を賢く抑えられます。松山の施設は、地域の暮らしを支える大切な資産だからこそ、丁寧に活かしていきたいと思います。
システムは「そろえる」ことで無駄を減らす
住民情報や税、福祉など、行政にはたくさんの業務システムがあり、それぞれに運用や更新の費用がかかります。仕組みがばらばらだと、連携が難しくなるだけでなく、将来の更新の負担も積み重なりやすくなります。ここも、工夫のしがいがある分野です。
共通の基盤にそろえたり、他の自治体と同じ仕組みを取り入れたりすることで、中長期の負担を抑えられます。同時に、データがつながって業務がスムーズになり、市民にとっても手続きが便利になります。「費用の見直し」と「使いやすさの向上」を両立できる。それが、システムをそろえていくことの価値だと考えています。
見直しの余力を、暮らしの質の向上へ
「やめる・減らす」を丁寧に選ぶ
見直しの第一歩は、「何に時間と手間がかかっているのか」を見える化することです。市民から見て価値の高い仕事に力を注ぐために、重複した作業やデジタルで代替できる業務を洗い出し、やめる・減らす・置き換える対象を丁寧に選んでいきます。優先順位をつけることは、切り捨てではなく、「本当に大事なサービスに集中するための選択」です。
どんな仕事にも始めた理由と続けてきた経緯があり、見直しには丁寧な対話が欠かせません。だからこそ、なぜ変えるのか、どんな暮らしを守るためなのかを、市民と分かち合いながら進めることが大切です。限られた資源で暮らしの質を保つために、みんなで優先順位を考える。その営みそのものが、開かれた行政への一歩になると考えています。
手続きを、もっと便利に
見直しは、市民の負担を軽くする方向へ進めてこそ意味があります。オンラインでの申請やキャッシュレスの活用で窓口の混雑をやわらげる、複数の手続きを一つの窓口でまとめて済ませられるようにする。こうした工夫は、行政の効率化であると同時に、市民の「時間」という大切なコストを軽くすることでもあります。
「見直し=サービス低下」というイメージを、「見直し=もっと便利に」へと変えていく。私は、子育て世代として、忙しい毎日のなかで手続きにかかる負担がどれほど大きいかを実感しています。だからこそ、暮らしやすさの向上とセットで進める見直しを、松山で形にしていきたいと考えています。
将来の負担まで見すえて設計する
行政の見直しでもっとも大切にしたいのは、目先の数字だけでなく、将来の負担まで見すえることです。単年度の節約よりも、施設の使い方の工夫やシステムの共通化、デジタル化による持続的な効率化のほうが、次の世代の負担を確実に軽くします。今日の工夫が、十年後、二十年後の松山の安心につながっていく。その視点を、いつも忘れずにいたいと思います。
評価の物差しも、「いくら安くなったか」だけでなく、「どのサービスが使いやすくなったか」「将来の更新の負担がどれだけ抑えられたか」に置き換えていきたいところです。数字の裏にある暮らしの実感を大切にしながら、賢く持続可能な行政を市民とともに育てる。それが、松山の力を未来へ引き継ぐ道だと信じています。
よくある質問
Q1. 行政の見直しは、本当に必要ですか?
1. 将来の安心のために、備えとして大切な取り組みです。
2. 固定費の使い方を工夫すれば、サービスを守れます。
3. 次の世代への負担を軽くすることにつながります。
Q2. どこを工夫するのが効果的ですか?
1. まずは業務そのものの見直しが土台になります。
2. 施設の使い方の工夫やシステムの共通化が有効です。
3. 固定費の源流を変えることで持続的な効果が出ます。
Q3. 見直しでサービスが下がりませんか?
1. 仕事を減らさず人だけ減らせば、確かに影響が出ます。
2. デジタル化で「人でなくてよい仕事」を減らすのが前提です。
3. 生まれた時間を市民サービスに振り向けることが鍵です。
Q4. 施設の見直しに不安の声が出たら?
1. 利用の状況や代わりの手段を丁寧に示すことが大切です。
2. 「質を守るための工夫」であることを分かち合います。
3. 市民との対話を重ねながら進めることが望ましいです。
Q5. デジタル化だけで効果は出ますか?
1. 紙を電子にするだけでは効果は限られます。
2. 業務の流れの見直しとあわせると効果が広がります。
3. 使いやすさの向上と両立できるのが強みです。
Q6. 市民としてできることはありますか?
1. 予算案や行政改革の計画に目を通すことができます。
2. パブコメや市民の場で意見を伝えられます。
3. 「便利さと持続性の両立」を後押しできます。
Q7. 見直しで職員の意欲が下がりませんか?
1. 締め付けだけでは、かえって逆効果になります。
2. 改善に取り組む職員が評価される仕組みが大切です。
3. 生まれた時間をより良い仕事へ振り向ける設計が要ります。
まとめ
- 行政の見直しの本質は、削ることではなく、提供の仕方を工夫することです。
- 人の時間・施設・システムを賢く組み替え、サービスを守り高められます。
- 生まれた余力を暮らしの質と将来の安心へ、市民とともに振り向けます。
松山で生まれ育ち、行政の現場を歩いてきた一人として、私は「削る」だけでなく「活かす」発想で、賢く持続可能な行政をこのまちに根づかせたいと考えています。まずは、あなたが日ごろ感じている「もっとこうだったら便利なのに」という声を、身近な場で言葉にしてみませんか。その一つひとつが、暮らしやすい松山をつくる確かな力になります。
中野たいせいの想い
中野たいせいは、松山で暮らす一人ひとりの声に耳を傾け、 子育て、福祉、防災、交通、地域経済など、生活に直結する課題に向き合っています。
「松山をもう一度元気にしたい」。 その想いの原点や、まちづくり・防災・生活密着型政策への考え方を、こちらの記事で詳しく紹介しています。