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松山の底力を未来へ|市民とともにつくるこれからのまちづくり
松山で生まれ育った私が描く、底力を未来へつなぐこれからのまちづくり
松山には、底力があります。道後温泉や松山城といった歴史の重み、俳句や文学が育てた言葉の文化、みかんや海の幸を生み出す豊かな一次産業、そして何より、人と人が支え合う温かな風土。私は一九八二年に松山で生まれ、転居を経て小学校の高学年からふたたび松山で育ちました。いまも松山で二人の子どもを育てながら、地域活性化と観光、行政の現場を歩いてきました。この一か月、観光や子育て、教育、防災、産業、文化、環境と、松山のさまざまなテーマについて私なりの考えをお話ししてきました。今日はその締めくくりとして、それらを一本の線で結びながら、市民の皆さんとともにつくる松山のこれからについてお伝えします。
【この記事のポイント】
まちづくりは、どれか一つの分野だけで完結するものではありません。観光も子育ても、産業も防災も、根っこでつながっています。松山にすでにある底力を結び直し、市民と行政が同じ方向を向いて一歩ずつ進めていく。そのための姿勢と考え方を、地域の現場を歩いてきた立場から整理します。新しいものをゼロから生み出すより、いまある力を活かし合う発想を大切にしたいと考えています。
今日のおさらい:要点3つ
- 分野をこえてつなぐ:観光・子育て・教育・防災・産業・文化・環境は別々ではなく、互いに支え合う一つのまちづくりとして考える。
- あるものを活かす:松山がすでに持つ歴史・自然・人のつながりという底力を、時代に合わせて結び直していく。
- 市民とともにつくる:行政が一方的に決めるのではなく、市民の声と力を土台に、みんなで松山の未来を描いていく。
この記事の結論
松山のまちづくりの鍵は、大きな何かを新しく打ち上げることよりも、このまちがもともと持っている底力を信じ、それを市民の皆さんとともに未来へつなぎ直していくことにあると私は考えます。歴史や文化、豊かな自然、そして人が人を気にかける温かい風土。これらはお金では買えない、松山ならではの財産です。観光で人を迎え、子育てと教育で次の世代を育て、防災で暮らしを守り、産業で稼ぎ、文化と環境で誇りを未来へ引き継ぐ。すべては一つのまちづくりとしてつながっています。その全体を、市民と行政が同じ方向を向いて進めていくことが、これからの松山に求められていると信じています。
松山の底力は、分野をこえてつながっている
観光・産業・子育ては一つの循環でつながる
まちづくりを考えるとき、私は分野ごとにバラバラに捉えないようにしています。たとえば観光は、ただ人を迎えるだけの取り組みではありません。道後温泉や松山城、俳句のまちとしての文化に人が惹かれて訪れ、地域でお金を使い、その賑わいが商店街や飲食、宿泊といった地元の仕事を支えます。仕事があれば人が松山にとどまり、家庭を築き、子どもを育てる。子どもが健やかに育てば、そのまちの未来が明るくなる。こうして観光も産業も子育ても、実は一つの大きな循環のなかでつながっているのです。
私は県議として観光や産業振興、地方創生にかかわる委員会の現場を歩き、地域活性化の実務にも携わってきました。その経験から強く感じるのは、一つの分野だけを切り取って良くしようとしても、なかなか長続きしないということです。松山という一つのまちを、いくつもの分野が支え合う一つの生き物のように捉える。そのうえで、どこに手を入れれば全体が元気になるかを考える。この発想こそが、これからのまちづくりに欠かせないと考えています。
暮らしの安心が、すべての土台になる
どんなに観光や産業が元気でも、日々の暮らしに安心がなければ、まちに根を張って生きていくことはできません。子どもを産み育てやすいか、教育の選択肢が豊かか、歳を重ねても安心して暮らせるか、災害から命と暮らしを守れるか。こうした暮らしの土台があってこそ、人は前を向いて挑戦できます。松山は南海トラフ地震への備えも問われる地域であり、防災はまちづくりの根幹の一つだと私は受け止めています。
私自身、松山で二人の子どもを育てる一人の親です。休みの日には子どもと砥部動物園や堀之内公園に出かけ、釣りを楽しむこともあります。そうした日常のなかで、このまちで子どもを育てる安心とは何かを、身をもって考えてきました。暮らしの安心は、観光や産業といった攻めの取り組みを支える守りの土台です。攻めと守りの両方がそろってはじめて、まちは持続的に元気でいられる。私はその両輪をていねいに回していきたいと考えています。
市民とともに、松山の未来を描く
まちの主役は、そこで暮らす一人ひとり
まちづくりの主役は、行政ではなく、そこで暮らす市民一人ひとりだと私は考えています。どんなに立派な計画をつくっても、そこに暮らす人の想いや納得がなければ、まちは本当の意味では動きません。逆に、市民の皆さんが「自分たちのまちを、自分たちで良くしていこう」と感じられれば、その力は行政の何倍もの推進力になります。松山には、地域で子どもを気にかけ、祭りや行事を守り、隣近所で支え合う温かい風土が根づいています。これは、市民が主役のまちづくりを進めるうえで、かけがえのない土台です。
だからこそ私は、行政が上から一方的に方針を決めて押しつけるやり方には、限界があると感じています。大切なのは、市民の声にていねいに耳を傾け、現場で何が起きているかを見つめ、その声を政策に映し出していくことです。地域の現場を歩いてきた私は、答えは会議室ではなく、暮らしの現場にあることを繰り返し実感してきました。市民の皆さんとの対話を、これからのまちづくりの出発点にしたいと考えています。
底力を信じ、未来へ引き継ぐ
松山の底力とは、けっして派手なものではありません。日本最古級といわれる道後温泉、現存天守の一つに数えられる松山城、正岡子規や夏目漱石にゆかりのある言葉の文化、みかんやじゃこ天、鯛めしといった食の豊かさ、砥部焼のような手仕事。そして、人が人を気にかける温かさ。これらはすべて、先人が長い時間をかけて積み重ね、いまの私たちに手渡してくれた財産です。私たちの役目は、それをただ守るだけでなく、時代に合わせて磨き、次の世代へと自信を持って引き継ぐことだと考えています。
環境や自然を大切に守ることも、その一つです。美しい松山の風景や自然を次の世代に引き継ぐことは、観光の魅力を保つことでもあり、子どもたちの心を育てることでもあります。ここでもやはり、分野はつながっています。私は、松山という一つのまちを丸ごと未来へつなぐという発想で、これからの取り組みを描いていきたい。松山で生まれ育ち、この地で子どもを育てる一人として、そして地域を歩いてきた一人として、皆さんとともに松山の底力を未来へ手渡していきたいのです。
よくある質問
Q1. この記事でいちばん伝えたいことは何ですか。
1. 松山にはすでに大きな底力があり、それを未来へつなぐことが大切だということです。
2. 観光や子育て、防災など各分野はつながっていて、一つのまちづくりとして考えるべきだと考えます。
3. そして、その主役は市民一人ひとりであるということです。
Q2. なぜ分野をこえて考える必要があるのですか。
1. 観光も産業も子育ても、実は一つの循環のなかでつながっているためです。
2. 一つの分野だけを良くしようとしても、長続きしにくいと感じています。
3. まち全体を一つの生き物のように捉える発想が、持続的なまちづくりにつながります。
Q3. 「松山の底力」とは具体的に何を指しますか。
1. 道後温泉や松山城といった歴史、俳句や文学が育てた言葉の文化です。
2. みかんや海の幸などの豊かな食、砥部焼のような手仕事もその一つです。
3. そして何より、人が人を気にかける温かな風土だと考えています。
Q4. 「市民とともにつくる」とは、どういう意味ですか。
1. まちづくりの主役は行政ではなく、そこで暮らす市民一人ひとりだという考え方です。
2. 市民の声にていねいに耳を傾け、それを政策に映し出していくことを大切にします。
3. 対話を出発点に、みんなで松山の未来を描いていきたいと考えています。
Q5. 暮らしの安心と、観光や産業はどう関係しますか。
1. 暮らしの安心は、観光や産業といった攻めの取り組みを支える守りの土台です。
2. 子育て・教育・医療・防災がそろってこそ、人は前を向いて挑戦できます。
3. 攻めと守りの両輪がそろって、まちは持続的に元気でいられると考えます。
Q6. 新しい大きな事業を打ち出すことは考えていますか。
1. 大きな何かをゼロから打ち上げることより、いまある底力を活かすことを重視します。
2. 松山がすでに持つ歴史・自然・人のつながりを結び直す発想を大切にしたいです。
3. あるものを活かし合うことが、松山らしい持続的な進め方だと考えています。
Q7. 中野さんは、どんな立場でまちづくりを考えているのですか。
1. 松山で生まれ育ち、いまも松山で二人の子どもを育てている一人としてです。
2. 愛媛県議会議員として観光や産業、地方創生の現場を歩いてきた経験があります。
3. 地域活性化の実務に携わってきた立場から、現場に根ざした提案を心がけています。
Q8. これからの松山に、いちばん必要なものは何だと考えますか。
1. 自分たちのまちを自分たちで良くしていこうという、市民の想いだと考えます。
2. その想いを支え、政策に映し出す行政の姿勢も欠かせません。
3. 底力を信じ、市民と行政が同じ方向を向いて進むことが必要だと思います。
まとめ
- 観光・子育て・教育・防災・産業・文化・環境は別々ではなく、一つのまちづくりとしてつながっている。
- 松山がすでに持つ歴史・自然・人のつながりという底力を、時代に合わせて結び直していく。
- 暮らしの安心という守りの土台の上に、観光や産業という攻めの取り組みを重ねる。
- まちの主役は市民一人ひとり。声に耳を傾け、対話を出発点に未来を描く。
松山の底力を未来へつなぐことは、このまちで暮らすすべての人の幸せにつながっていると私は信じています。先人が積み重ねてきた財産を磨き、次の世代へ自信を持って手渡す。そのために、市民の皆さんと同じ目線で、一歩ずつ前へ進んでいきたいと思います。あなたが感じている松山の魅力や、こんなまちであってほしいという願いを、ぜひ聞かせてください。皆さんとともに、松山の底力を未来へ手渡すまちづくりを進めていきます。
中野たいせいの想い
中野たいせいは、松山で暮らす一人ひとりの声に耳を傾け、 子育て、福祉、防災、交通、地域経済など、生活に直結する課題に向き合っています。
「松山をもう一度元気にしたい」。 その想いの原点や、まちづくり・防災・生活密着型政策への考え方を、こちらの記事で詳しく紹介しています。