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避難と地域防災|いざという時に助け合える松山へ
松山で生まれ育った目線で考える「隣どうしで助け合える防災」のかたち
私は松山で生まれ育ち、愛媛県議会議員として二期、地域活性化や地方創生の現場を歩いてきました。今も松山で二人の子どもを育てながら、この街で暮らす一人として、防災を「行政まかせ」ではなく「地域みんなの力」で考えたいと思っています。災害はいつ起こるか分かりません。だからこそ、いざという時に、どこへ、どう逃げ、そして隣どうしで助け合えるか。本記事では、避難と地域防災という身近なテーマを、松山の底力を活かしながら前向きに整理していきます。
【この記事のポイント】
防災でいちばん大切なのは、特別な設備よりも「日ごろの備え」と「顔の見える関係」です。避難とは、非常時に慌てて逃げることではなく、あらかじめ知って、決めて、確かめておくこと。そして地域防災とは、一人では守りきれない命を、隣どうしの助け合いで支える仕組みづくりです。松山には、地域のつながりという確かな土台があります。
今日のおさらい:要点3つ
- 避難は「その時に考える」ものではなく、逃げる場所・道・タイミングを平常時に知り、家族で決めておく「日ごろの備え」である
- 災害時に最初に助け合えるのは行政や消防ではなく、その場に居合わせる隣近所であり、地域防災の要は「顔の見える関係」にある
- 自分の身は自分で守る「自助」、隣どうしで支え合う「共助」、行政が支える「公助」の三つが重なってこそ、まちの防災力は高まる
この記事の結論
防災は、立派な計画書や特別な機材だけで完結するものではありません。どこへ逃げるかを家族で確かめ、避難所までの道を一度歩き、隣近所と普段からあいさつを交わしておく。その積み重ねが、いざという時に命を守ります。松山は、地域の行事や見守りの文化が今も息づくまちです。私は、この街で生まれ育った一人として、その「助け合う力」を防災の土台に育て、いざという時に隣どうしで支え合える松山を、市民のみなさんと一緒に築いていきたいと考えています。
避難は「その時」ではなく「日ごろ」に始まっている
災害への備えというと、水や食料の備蓄を思い浮かべる方が多いかもしれません。もちろん大切ですが、それ以上に命を左右するのが「どう逃げるか」をあらかじめ知っておくことです。避難は、警報が鳴ってから考えるものではなく、平常時に準備しておくものだと私は考えています。
逃げる場所と道を、家族で確かめておく
いざという時に迷わないためには、自宅の近くの避難場所がどこにあり、そこまでの道のりがどうなっているかを、あらかじめ知っておくことが欠かせません。松山市では、地域ごとに避難所やハザードマップの情報が公開されています。まずはお住まいの地域のマップを一度手に取り、避難所までの道を家族で実際に歩いてみる。夜間や雨の中では見え方が変わりますし、途中に危険な場所がないかも確かめられます。この「一度確かめておく」という小さな行動が、非常時の落ち着きにつながります。
「早めに逃げる」を家族の約束にする
災害の多くは、逃げ遅れが被害を大きくします。特に水害や土砂災害では、危険が迫ってから動くのでは間に合わないことがあります。だからこそ「空振りでもよいから早めに動く」という心構えを、家族の約束にしておくことが大切です。高齢の家族や小さな子どもがいる家庭ほど、避難には時間がかかります。誰がどう声をかけ、どう移動するかを普段から話し合っておく。避難のタイミングを早めに取ることは、決して臆病なことではなく、命を守る賢明な判断です。
連絡の取り方を決めておく
災害時は電話がつながりにくくなり、家族が離ればなれになることもあります。どこに集まるか、連絡がつかない時はどうするか。あらかじめ決めておくだけで、いざという時の不安は大きく減ります。特別な道具は要りません。家族で一度話し合っておくこと。その一手間が、非常時にお互いの無事を確かめ合う支えになります。
地域防災の要は「顔の見える助け合い」にある
災害が起きたとき、最初に手を差し伸べられるのは、行政でも消防でもなく、その場に居合わせた隣近所です。道路が寸断され、通信が途切れる中では、遠くからの支援が届くまでに時間がかかります。その空白を埋めるのが、地域の助け合いです。私は、地域防災のいちばんの土台は、この「顔の見える関係」だと考えています。
「自助・共助・公助」が重なって力になる
防災には「自助・共助・公助」という考え方があります。自分と家族の身は自分で守る自助、隣どうしで支え合う共助、行政が制度や設備で支える公助。この三つは、どれか一つでは成り立ちません。行政の備えがいくら整っても、一人ひとりの備えと地域の助け合いがなければ、命は守りきれません。逆に、地域の力だけでも限界があります。三つが同じ方向を向いて重なったとき、まちの防災力ははじめて本物になります。松山のまちづくりも、この重なりを厚くしていく発想が欠かせないと考えています。
普段のつながりが、非常時の助け合いになる
共助は、非常時に急に生まれるものではありません。日ごろのあいさつや声かけ、地域の行事での顔合わせ。そうした平常時のつながりが、いざという時に「あの家にはお年寄りがいる」「あの子は一人で留守番している」という気づきに変わります。誰がどこに住み、どんな手助けが必要か。それを地域が知っているかどうかが、避難の速さと安否確認の確かさを左右します。松山には、地域の見守りや助け合いの文化が今も残っています。この普段のつながりこそ、地域防災の何よりの財産です。
一人で逃げにくい人を、地域で見守る
高齢の方、体の不自由な方、小さな子どもを抱えた家庭など、自力での避難が難しい人は地域に必ずいます。こうした方々を、いざという時に誰が声をかけ、どう支えるか。平常時からその見取り図を地域で共有しておくことが、共助の要になります。特別な仕組みでなくても、隣近所が互いの顔と暮らしを知っているだけで、非常時の一声が生まれます。誰も取り残さない避難を目指すことは、防災であると同時に、支え合うまちづくりそのものだと私は考えています。
子どもと一緒に、防災を暮らしに取り込む
私自身、松山で子育てをしながら、防災を難しく構えず暮らしに溶け込ませたいと感じています。避難場所を散歩がてら家族で歩く、非常持ち出し品を子どもと一緒に確かめる、地域の防災訓練に親子で参加する。こうした身近な取り組みが、次の世代に「備える文化」を手渡していきます。防災を特別な日のものにせず、日常の一部にしていくこと。それが、長く続くまちの防災力を育てると考えています。
よくある質問
Q1. 避難でまず準備しておくべきことは何ですか?
1. 自宅近くの避難場所と、そこまでの道のりを知っておくことです。
2. お住まいの地域のハザードマップを一度手に取って確かめます。
3. 家族で避難のタイミングや集合場所を話し合っておきます。
Q2. 避難所までの道は、事前に歩いた方がよいですか?
1. はい、一度実際に歩いておくことを強くおすすめします。
2. 夜間や雨の中では見え方が変わり、危険箇所も確かめられます。
3. 「知っている道」であることが、非常時の落ち着きにつながります。
Q3. 「早めに逃げる」とは、どのくらい早めですか?
1. 危険が迫ってからではなく、その前の段階で動くのが基本です。
2. 高齢の家族や小さな子どもがいるほど、避難には時間がかかります。
3. 空振りでもよいから早めに動く、という心構えが命を守ります。
Q4. 「自助・共助・公助」とは何ですか?
1. 自助は自分と家族の身を自分で守ること、共助は隣どうしの助け合いです。
2. 公助は、行政が制度や設備で地域の安全を支えることです。
3. 三つが重なり合ってこそ、まちの防災力は高まります。
Q5. なぜ隣近所とのつながりが防災に大切なのですか?
1. 災害直後に最初に助け合えるのは、その場に居合わせる隣近所だからです。
2. 普段のつながりが、いざという時の気づきと一声に変わります。
3. 誰にどんな手助けが必要かを地域が知っていることが命を守ります。
Q6. 一人で避難しにくい人は、どう支えればよいですか?
1. 誰が声をかけ、どう支えるかを平常時から地域で共有しておきます。
2. 隣近所が互いの顔と暮らしを知っているだけで一声が生まれます。
3. 誰も取り残さない避難を、支え合うまちづくりとして進めます。
Q7. 子どもと一緒にできる防災の備えはありますか?
1. 避難場所を散歩がてら家族で歩いてみることができます。
2. 非常持ち出し品を子どもと一緒に確かめるのもよい機会です。
3. 親子で防災訓練に参加し、備える文化を次の世代へ手渡します。
Q8. なぜ中野泰誠が避難と地域防災を語るのですか?
1. 松山で生まれ育ち、この街で子育てをしている一人だからです。
2. 県議として地域活性化や地方創生の現場を歩いてきたからです。
3. 松山の助け合う力を信じ、防災の土台に育てたいからです。
まとめ
- 避難は非常時に考えるものではなく、逃げる場所・道・タイミングを日ごろに備えておくものである
- 災害時に最初に助け合えるのは隣近所であり、地域防災の要は「顔の見える関係」にある
- 自助・共助・公助が重なり合ってこそ、まちの防災力は本物になる
- 一人で逃げにくい人を地域で見守り、誰も取り残さない避難を支え合うまちづくりとして進める
災害は避けられませんが、被害は備えで小さくできます。松山には、地域の見守りや助け合いの文化という、防災にとって何より心強い土台があります。その底力を活かし、日ごろの備えと隣どうしのつながりを重ねていけば、いざという時に助け合える松山はきっと築けます。私はこの街で生まれ育った一人として、市民のみなさんと一緒に、その道を一歩ずつ歩んでいきたいと考えています。まずは今日、お住まいの地域のハザードマップを一度開き、避難場所までの道を家族で確かめてみてください。その小さな一歩が、大切な命を守る備えになります。
中野たいせいの想い
中野たいせいは、松山で暮らす一人ひとりの声に耳を傾け、 子育て、福祉、防災、交通、地域経済など、生活に直結する課題に向き合っています。
「松山をもう一度元気にしたい」。 その想いの原点や、まちづくり・防災・生活密着型政策への考え方を、こちらの記事で詳しく紹介しています。