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松山で起業をもっと増やすには|資金・仲間・販路を活かす前向きな一歩
松山で育った私が信じる、この街の「起業ポテンシャル」の活かし方
松山は、挑戦を始めるのに良い土台がそろった街です。県庁所在地としての暮らしやすさ、ほどよい市場規模、そして人と人がつながりやすい距離感——これらは、これから何かを始めたい人にとって大きな追い風になります。私は松山で生まれ育ち、地域活性化や産業振興の現場を歩いてきました。その経験から言えるのは、松山の起業の伸びしろは「資金の集め方」「仲間の巻き込み方」「販路の広げ方」を少し工夫するだけで、ぐっと開けるということです。この記事では、松山を拠点に事業を始め、育てていくための前向きな視点をお伝えします。
【この記事のポイント】
- 松山は市場規模・暮らしやすさ・人のつながりという、起業の土台がそろった街です。
- 「資金」「仲間」「販路」の3つを工夫すれば、挑戦の伸びしろは大きく広がります。
- 支援メニューを活かしつつ、「使われ方」と「続けていける伴走」を育てることが次の課題です。
今日のおさらい:要点3つ
- 知りたいこと:松山で起業しやすいか、資金・人材・販路の面から知りたい、ということです。
- その奥にある思い:地方だから人もお金も集まりにくいのでは、という不安があるということです。
- 次の一歩:松山を拠点に始める前提で、どこに相談し何から整えるかを知りたい、ということです。
この記事の結論
一言で言うと、「松山は起業の入口が整った街であり、そこから事業を伸ばすステージも、工夫しだいで十分に描ける」ということです。
最も大切なのは、「補助金があるかどうか」ではなく、「売上と仲間をどう増やすか」を中心に据え、自分の事業が一番伸びる環境を選ぶことです。
前に進むためには、公的支援だけに頼らず、金融機関・先輩起業家・オンラインのつながりから情報と人脈を確保し、「松山の中」と「松山の外」を軽やかに行き来できる起業家になることです。
松山の起業環境の「強み」と「伸ばしどころ」
強み1:市場規模と暮らしやすさのバランスが良い
松山は愛媛の県庁所在地で、四国でも屈指の人口規模を持ちます。飲食・美容・教育・観光・小売といった生活に根ざしたサービスも、製造・医療・観光・農業・ITといった取引先になり得る事業者も、一定の厚みで存在しています。生活コストが大都市より抑えられる分、「じっくり試しながら形にしていく」フェーズを長めに取れるのも強みです。
大都市のような急成長を追うより、試行錯誤を重ねて着実に育てる——松山はそうした挑戦に向いた街だと感じています。走り続けなくても足元が崩れにくい安心感は、失敗と修正が欠かせない起業初期には大きな支えになります。
強み2:支援機関との距離が近い
地方都市の良さは、人と人の距離が近いことです。地元金融機関の担当者、商工会議所や創業支援窓口、インキュベーション施設の方々と、顔の見える関係を築きやすい。起業初期の資金・人材・情報は、制度そのものより「人」からもたらされることが多く、この距離の近さは松山の大きな財産です。
イベントや勉強会に何度か顔を出せば、自然と覚えてもらえる規模感。この「顔の見えるつながり」を、松山はもっと起業の力に変えていけると考えています。
伸ばしどころ:外の市場と専門人材への接続
一方で、急成長を支える投資家や、専門人材をすぐに集められる環境、大企業との大口取引の網は、これから育てていく領域です。松山で事業の芽を育て、規模を広げる段階では、東京や大阪など外の市場や人材とつながる——そんな「ハイブリッドな動き方」を前提にすると、無理なく伸ばしていけます。
「立ち上げは松山で、規模を広げる段階は松山+他都市で」という設計は、現実的でストレスも少ない。松山の起業家がこうした動きを取りやすくなるよう、まちとしての後押しを厚くしていく余地は大いにあります。
資金・人材・販路を前向きに活かす視点
資金:補助金は「加速剤」、燃料は売上
補助金には、初期費用の一部を支えたり、信頼の材料になったりする良さがあります。一方で、申請や報告に時間がかかり、対象経費に事業を合わせすぎてしまう面もあります。私は、補助金は「加速剤」であって「燃料」ではないと考えています。燃料になるのは、あくまで売上とお客さまの反応です。
資金は、補助金・借入・自己資金と売上・外部資金を、事業の段階に合わせて組み合わせるのが現実的です。小さく始めて売上で回しながら、伸ばす段階で金融機関や外部の資金と関係を築いていく。自分がコントロールできるお金の比率を保つほど、意思決定は軽やかになります。
人材:採用ではなく「巻き込み」の発想
起業初期からフルタイムの採用にこだわると、壁にぶつかりやすいものです。ここで力を発揮するのが「巻き込み」の発想です。副業で手伝ってくれるエンジニアやデザイナー、業務委託のフリーランス、学生インターンなど、フルコミットでなくても力を貸してくれる人をどう集めるか。
松山には大学や専門学校があり、地元のクリエイターやフリーランスのネットワークもあります。そこにオンラインで全国の人材を組み合わせれば、人材の課題はかなり和らぎます。「関わる人の層」を広げる発想を、最初から持っておくことをおすすめします。
販路:松山を「内と外のハブ」として捉える
地元の口コミやイベント出店といったローカル販路は、スタートの王道です。そこにECやオンラインサービスを重ね、県外・全国のお客さまへ届く道をつくれば、成長の天井を高くできます。松山は空港・港・高速道路で他都市とつながり、オンラインでは全国・世界と結ばれる位置にあります。
松山で作って全国に届ける、松山に来てもらって価値を提供する、松山に住みながら顧客も仲間も全国に持つ——こうした「内と外を行き来する起業家」が増えるほど、街全体の活気も増していきます。松山の中だけで完結させる必要はなく、この立地こそ強みだと考えています。
よくある質問
Q1. 松山は起業しやすい街と言えますか?
1. 暮らしやすさ・市場規模・支援窓口の面では始めやすい街です。
2. 成長資金や専門人材は工夫しどころですが、伸びしろも大きいです。
3. 立ち上げに向き、規模拡大は工夫しだいで描けます。
Q2. まずどこに相談すればよいですか?
1. 商工会議所や創業相談窓口、地元金融機関の相談窓口が入口として現実的です。
2. あわせて先輩起業家の話も聞くとバランスが取れます。
3. 「制度の話」と「現場の話」を両方集めるのがおすすめです。
Q3. 補助金は活用した方がよいですか?
1. 「補助金がなくてもやりたいこと」の加速に使うなら有効です。
2. 申請や報告の手間は冷静に見積もりましょう。
3. 先にやるべきことがないか一度考えると失敗が減ります。
Q4. 松山での起業に向いた業種は?
1. 観光・食・医療福祉・IT・教育など地域資源を活かせる領域と相性が良いです。
2. オンラインで外に出せる領域との組み合わせが強みになります。
3. 地元向けと全国向けを掛け合わせる発想が有効です。
Q5. 人材が集まらないか不安です。
1. 正社員採用にこだわらず、副業・業務委託・インターンも視野に入れましょう。
2. オンラインで県外人材を巻き込む選択肢も現実的です。
3. 「関わる人の層」を広げる発想が助けになります。
Q6. ローカルビジネスとスタートアップ、どちらを目指すべき?
1. 価値観と事業内容によります。
2. 地域密着型ならローカル、技術で全国を狙うならスタートアップ寄りです。
3. 松山ではその中間に位置する事業も多くあります。
Q7. 今できる一番現実的な準備は?
1. 「売りたいもの」と「関わりたい人」を一枚の紙に書き出してみましょう。
2. 近い人が集まる場に何度か顔を出してみることです。
3. そこから次の一手が自然と見えてきます。
まとめ
- 松山は市場規模・暮らしやすさ・人のつながりがそろった、挑戦しやすい街です。
- 資金は補助金だけに頼らず、売上を中心に多様に組み立てましょう。
- 人材は「採用」より「巻き込み」の発想で、関わる人の層を広げます。
- 松山を「内と外のハブ」と捉え、販路を全国へ広げていきましょう。
松山には、挑戦を始めるのに十分な土台があります。あとは「資金の多様化」「仲間の巻き込み」「販路の外への広がり」を、自分から一歩踏み出して取りに行くこと。まずは近くの相談窓口を訪ね、近い志を持つ人が集まる場に顔を出してみてください。松山から生まれる挑戦が、この街をもっと元気にしていくと信じています。
中野たいせいの想い
中野たいせいは、松山で暮らす一人ひとりの声に耳を傾け、 子育て、福祉、防災、交通、地域経済など、生活に直結する課題に向き合っています。
「松山をもう一度元気にしたい」。 その想いの原点や、まちづくり・防災・生活密着型政策への考え方を、こちらの記事で詳しく紹介しています。