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松山市の経済の底力を伸ばすには|成長を生む都市設計の視点
松山で育った私が信じる、まちの底力を伸ばす経済のつくり方
松山には、たしかな経済の底力があります。道後温泉や松山城に代表される観光の魅力、医療や教育の機関の集まり、みかんをはじめとする豊かな産品。これらは、多くのまちがうらやむ財産です。私は松山で生まれ育ち、県議会議員として産業振興や地方創生の現場を歩き、地域活性化の仕事にも携わってきました。その経験から感じるのは、松山の経済は、持てる強みをどう束ね、どこに力を集めるかで、まだまだ大きく伸びていけるということです。この記事では、松山の経済の底力を、まちの設計という視点からどう伸ばしていけるかを前向きに考えます。
【この記事のポイント】
- 松山の経済は、強みを選んで力を集める「軸」を持つことで、成果が生まれやすくなります。
- 産業を伸ばす取り組みは、人が育ち根を張る仕組みと一緒に進めることが大切です。
- 補助金だけに頼らず、挑戦が次々と生まれる環境を整えることが、持続的な成長につながります。
今日のおさらい:要点3つ
- 知りたいこと:松山の経済の底力を、どう伸ばしていけるのかを知りたい、ということです。
- その奥にある願い:松山で挑戦でき、働き、暮らし続けられるまちであってほしい、という思いです。
- 次の一歩:強みを選んで力を集め、人材と魅力と一体で経済を設計することです。
この記事の結論
- 松山の経済を伸ばすには、強みを選んで力を集める「軸」を持つことが力になります。
- 産業と人材は一体です。人が育ち根を張る仕組みと合わせて進めることが大切です。
- まちの魅力と一体で設計すると、企業に選ばれ、投資も続きやすくなります。
- 補助金だけに頼らず、挑戦が生まれる環境を整えることが、持続的な成長を支えます。
松山の経済を伸ばす、三つの構造の視点
経済を伸ばすというと、企業誘致や観光振興、補助金など、たくさんの取り組みが思い浮かびます。どれも大切ですが、成果を生むうえで鍵になるのは、「どこに力を集めるか」という選択です。松山の豊かな強みを、ばらばらにではなく、一つの流れとして束ねていく。ここでは、松山の経済を伸ばす三つの視点を挙げてみます。
強みを選び、力を集める
松山には、観光の資源があり、医療や教育の機関も集まっています。これらは、まちの成長を引っ張る大きな可能性を持った財産です。大切なのは、この強みのどこに力を集めるかを、まちとして選んでいくことです。観光をさらに伸ばすのか、医療や福祉の力を育てるのか、デジタルの分野を強めるのか。取り組みが広く薄く分かれると成果もぼやけますが、軸を定めれば、投資も知恵も集まっていきます。
軸を持つことは、他を切り捨てることではありません。松山らしい強みを核に据え、その周りに関連する産業を育てていくイメージです。核がはっきりすれば、まちの個性が際立ち、外からも「松山といえば、これ」と見えてきます。松山の財産を活かしきる「選択と集中」の発想が、経済を伸ばす第一歩だと考えています。
人が育ち、根を張るまちへ
経済は、企業だけでは動きません。そこで働き、挑戦する人がいて初めて回りはじめます。だからこそ、産業を伸ばす取り組みは、人が育ち、松山に根を張れる仕組みと一緒に進めることが大切です。学びを終えた若い世代が、松山の企業に魅力を感じ、ここで働き続けたいと思える。起業に挑戦しやすい環境がある。そうした人材の循環があってこそ、成長産業は育っていきます。
松山には、通いたくなる学びの場も、誇れる企業もあります。その魅力を若い世代に届け、地元で活躍する道筋を示していく。産業政策と人材政策を一体で考えることが、松山の経済に厚みを生みます。人が根を張るまちは、経済も自然と強くなっていく。私はそう信じています。
まちの魅力と一体で、投資を呼ぶ
企業が拠点を決めるとき、見ているのは支援の手厚さだけではありません。交通の便、暮らしやすさ、教育の環境、そしてまちがこれからどこへ向かうのかという将来像。これらが魅力的であればあるほど、企業は「このまちで長く事業をしたい」と感じます。松山の暮らしやすさや文化の豊かさは、それ自体が投資を呼ぶ大きな力です。
経済の取り組みを、まちの魅力づくりと切り離さず、一体で設計していく。松山で暮らす心地よさ、子育てのしやすさ、まちの美しさを高めることが、めぐりめぐって企業や人を惹きつけます。松山というまちの魅力を磨くことは、そのまま経済の底力を伸ばすことにつながっていきます。
補助金だけに頼らない、挑戦が生まれるまちへ
短期の補助金は、企業にとってのきっかけになります。けれど、それだけで長く続く成長が生まれるわけではありません。人が集まり、市場が広がり、まちに魅力があるという土台があってこそ、支援は活きてきます。目指したいのは、一時のにぎわいではなく、挑戦が次々と生まれ、続いていくまちです。
挑戦を後押しする環境を整える
経営者や起業家にとって心強いのは、成長の方向がはっきりしていること、行政の判断が早いこと、手続きが分かりやすいこと、そして産学官がしっかり手を組んでいることです。こうした環境が整えば、まちには挑戦が生まれます。挑戦が増えれば、そこから新しい仕事や雇用が生まれ、経済が動きはじめます。挑戦しやすさを高めることは、経済を伸ばす確かな一手です。
松山には、地域を支える魅力的な企業や、意欲ある人がたくさんいます。その挑戦を、行政が後ろから支える。失敗を恐れず一歩を踏み出せる空気を、まち全体で育てていく。地域の現場を歩いてきた私は、挑戦する人の背中を押す環境こそが、まちの未来をひらくと感じています。
経済は、暮らしとつながっている
経済は、それだけで独り立ちして成長するものではありません。子育てや教育、交通、防災といった暮らしの政策のすべてが、企業の活動や人の定着に関わっています。子育てしやすいまち、学びの環境が整ったまち、安心して暮らせるまちは、それ自体が経済を支える基盤になります。経済とまちづくりは、切り離せない一つの流れです。
だからこそ、経済の取り組みは、分野を横断してまち全体の中で位置づけることが大切です。観光も、産業も、暮らしも、一つの絵の中でつながっていく。松山の底力を、まるごと伸ばしていく。地域活性化の現場で私が大切にしてきた「点ではなく線でつなぐ」発想を、松山の経済づくりに活かしていきたいと考えています。
よくある質問
Q1. 松山の経済を伸ばすには、まず何が大切ですか?
1. 強みのどこに力を集めるか、軸を定めることが大切です。
2. 広く薄く分かれるより、核を決めると成果が見えます。
3. 松山らしい財産を活かすことが出発点です。
Q2. 「選択と集中」とは、他を切り捨てることですか?
1. いいえ、核を据えて周りを育てるという意味です。
2. 核がはっきりすると、まちの個性が際立ちます。
3. 外からも「松山といえば」が見えてきます。
Q3. 産業と人材は、どう関わりますか?
1. 経済は働き挑戦する人がいて初めて回ります。
2. 人が育ち根を張る仕組みと一緒に進めます。
3. 産業政策と人材政策は一体で考えます。
Q4. 企業は、まちの何を見て拠点を決めますか?
1. 支援だけでなく、暮らしやすさや将来像も見ています。
2. 交通や教育の環境も判断の材料になります。
3. まちの魅力そのものが投資を呼びます。
Q5. 補助金だけでは、なぜ十分でないのですか?
1. きっかけにはなりますが、続く成長の土台とは別です。
2. 人・市場・魅力という土台があって活きてきます。
3. 挑戦が生まれ続ける環境づくりが鍵になります。
Q6. 挑戦が生まれるまちには、何が必要ですか?
1. 成長の方向が明確で、判断が早いことです。
2. 手続きが分かりやすく、産学官が手を組むことです。
3. 挑戦を後押しする空気をまちで育てます。
Q7. 経済と暮らしの政策は、関係がありますか?
1. 深く関係します。子育てや教育、交通、防災が関わります。
2. 暮らしやすいまちは、経済の基盤にもなります。
3. 分野を横断してまち全体で設計します。
Q8. 松山の経済の強みは、どんなところにありますか?
1. 観光の資源や、医療・教育の機関の集まりがあります。
2. みかんをはじめとする豊かな産品にも恵まれています。
3. これらを束ねることで、底力を伸ばせます。
まとめ
- 松山の経済を伸ばすには、強みを選んで力を集める「軸」を持つことが力になります。
- 産業は人材と一体で育て、まちの魅力と合わせて投資を呼び込みます。
- 補助金だけに頼らず、挑戦が生まれ続ける環境を整えることが大切です。
松山で生まれ育ち、このまちの未来を思う一人として、私は松山の底力を存分に活かし、挑戦する人が輝ける経済をつくっていきたいと考えています。松山の強みや、応援したい企業のことを、身近な人とぜひ語り合ってみてください。その一つひとつの気持ちが、松山の明日を伸ばす力になります。
中野たいせいの想い
中野たいせいは、松山で暮らす一人ひとりの声に耳を傾け、 子育て、福祉、防災、交通、地域経済など、生活に直結する課題に向き合っています。
「松山をもう一度元気にしたい」。 その想いの原点や、まちづくり・防災・生活密着型政策への考え方を、こちらの記事で詳しく紹介しています。