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松山の移住・定住を進める|住みたい・戻りたいと思えるまちへ

松山で生まれ育った私が思う、住みたい・戻りたいまちのつくり方

道後の湯けむり、松山城を見上げる坂道、瀬戸内の穏やかな海と山の近さ。松山で生まれ育ち、二人の子をこのまちで育てる中で、私はここが暮らしの場として持つ底力を、日々あらためて感じています。私は松山で育ち、県議会議員として地域活性化と観光の現場を歩いてきました。その経験から思うのは、松山には人を惹きつける魅力がすでにたくさんあり、その一つひとつを「住みたい」「戻りたい」という気持ちにていねいにつないでいけば、移住も定住ももっと進むということです。この記事では、松山の移住・定住を前向きに進めるための視点を考えます。

【この記事のポイント】

  • 移住・定住は「呼び込む数」よりも、暮らし・仕事・つながりが続いていくかで考えると、実感が高まります。
  • 「暮らしやすさを伝える」「仕事と住まいを整える」「地域に溶け込める関係をつくる」の三つが、支えの視点になります。
  • 松山で育った人が戻ってこられる流れをつくることが、移住の入り口と同じくらい大切です。

今日のおさらい:要点3つ

  • 知りたいこと:松山の移住・定住を進めるには、何をどう整えればよいのかを知りたい、ということです。
  • その奥にある願い:この松山で安心して暮らし、住み続けたい・戻ってきたい、という思いです。
  • 次の一歩:暮らしの魅力を伝え、仕事と住まいを整え、地域とつながれる関係を育てることです。

この記事の結論

  • 松山の移住・定住は、来てもらうことより、暮らしが続いていくかで実感が変わります。
  • 暮らしの魅力を伝えること、仕事と住まいを整えること、地域とつながれることが主な視点です。
  • 育った人が戻ってこられる流れをつくることも、同じくらい大切です。
  • 住みたい・戻りたいと思えるまちは、松山の活気とつながりの未来につながります。

住みたいと思えるまちへ、三つの視点

移住・定住というと、何人呼び込めたかという数字に目が向きがちです。けれど、本当に大切なのは、そのまちで暮らし、働き、人とつながりながら、日々を続けていけると感じられることです。一度来てもらっても、暮らしが続かなければ、まちに根づく実感は生まれません。ここでは、松山を「住みたい」と思えるまちに育てる三つの視点を挙げてみます。

暮らしやすさを、ていねいに伝える

松山の魅力は、派手さではなく、暮らしの中にあります。城下町のまちなかにひととおりの機能がそろい、道後温泉のような憩いが身近にあり、山も海もほど近い。子育てや通勤の距離感がちょうどよく、暮らしの手触りがやわらかい。こうした「暮らしやすさ」は、実際に住んでみないと伝わりにくいものです。だからこそ、松山での一日がどんなふうに流れるのか、どんな安心があるのかを、飾らずていねいに伝えることが大切だと考えています。

移住を考える人が知りたいのは、観光の華やかさだけではありません。買い物や病院、保育や学校、通勤の便といった、日々の暮らしの現実です。松山で育った私自身が実感してきた住み心地を、暮らしの目線でわかりやすく届ける。その積み重ねが、「ここで暮らしてみたい」という気持ちの入り口になります。松山の良さを、暮らす人の言葉で伝えていきたいと思います。

仕事と住まいを、あわせて整える

暮らしたいと思っても、仕事と住まいの見通しが立たなければ、その一歩はなかなか踏み出せません。移住・定住は、暮らしの魅力だけで決まるものではなく、働く場と住む場が同時に整っているかどうかに大きくかかっています。地元の企業で働く道、松山で挑戦を始める道、これまでの仕事を場所を変えて続ける道。多様な働き方に、住まいの選択肢がていねいに寄り添うことが求められます。

住まいについても、まちなかの利便性を選ぶ人、豊かな自然に囲まれた地域を選ぶ人、それぞれの願いに応えられる幅があることが理想です。仕事の相談と住まいの相談が別々ではなく、暮らし全体として見通せるようにつながっていること。働くことと住むことをあわせて考えられる形を整えることが、移住・定住を確かに前へ進める力になります。

地域に溶け込める、関係をつくる

移り住んだあと、そのまちに根づけるかどうかを分けるのは、人とのつながりです。近所に知り合いができ、地域の行事に加われ、困ったときに声をかけ合える。そうした関係があるかどうかで、暮らしの安心はまるで変わります。手続きや制度だけでなく、来てくれた人がまちの一員になっていける、あたたかな受けとめが大切だと感じています。

松山には、人と人との距離が近く、よそから来た人をやわらかく迎える気風があります。この土地が育ててきたおおらかさは、移住・定住にとって大きな財産です。地域とつながるきっかけをそっと後押しし、来てくれた人が孤立せずに暮らしていける。そんな関係づくりを地域とともに育てていくことが、松山らしい移住・定住の姿だと思います。

戻ってこられる松山を、みんなで

移住・定住を考えるとき、私が同じくらい大切にしたいのが、松山で育った人が「戻ってこられる」流れをつくることです。進学や就職でいったんまちを離れても、いつか帰りたいと思える。その願いを受けとめられるまちであることが、移住の入り口と両輪になります。外から人を迎える力と、育った人が帰ってこられる力は、どちらも松山のこれからを支えます。

帰りたい気持ちに、応える

私自身、松山を離れて学び、働いた時期を経て、この松山に戻ってきた一人です。まちを離れてみて、松山の暮らしの豊かさ、人のあたたかさ、瀬戸内の風景のありがたさに、あらためて気づかされました。帰りたいという気持ちは、多くの人が心のどこかに持っているものです。その気持ちに、仕事や住まいの見通しでこたえられれば、戻ってくる一歩はぐっと軽くなります。帰ってきてよかったと思える受け皿を、まちとして整えていきたいと考えています。

戻ってくる人は、松山を知り、松山を思う心強い担い手です。まちの外で得た経験や視点は、地域に新しい風を運びます。育った人が帰り、その力がまちに加わっていく。そんな循環が生まれれば、松山はさらに厚みのあるまちになっていきます。帰りたい人の背中を、まち全体でそっと押していきたいと思います。

住み続けられることが、まちの土台

移住も、帰郷も、その先で暮らしが続いていってこそ意味があります。来てくれた人、戻ってきた人、そしてずっと住み続けてきた人。その一人ひとりが安心して暮らし続けられることが、まちの土台です。住み続けられるまちは、人が定着し、地域のつながりが保たれ、世代を超えて活気が引き継がれていきます。移住・定住は、まちづくりのゴールではなく、暮らしを支え続ける営みの一部だと感じています。

松山で暮らす毎日には、道後の湯や砥部動物園、堀之内公園での時間など、かけがえのない喜びがあります。この暮らしの心地よさを、より多くの人と分かち合いたい。暮らしの魅力を伝え、仕事と住まいを整え、地域とつながれる関係を育てる。松山で生まれ育った一人として、住みたい・戻りたいと思えるまちを、みんなと一緒に築いていきたいと考えています。

よくある質問

Q1. 移住・定住は、呼び込んだ人数で見ればよいのですか?

1. 人数よりも、暮らしが続いていくかで見ると分かりやすいです。
2. 一度来てもらっても、続かなければ根づきません。
3. 暮らし・仕事・つながりが続くことが大切です。

Q2. 松山の暮らしやすさは、どう伝えればよいのですか?

1. 観光の華やかさだけでなく、日々の暮らしの現実を伝えます。
2. 買い物・病院・保育・通勤といった身近な情報が役立ちます。
3. 暮らす人の目線で、飾らず届けることが大切です。

Q3. なぜ仕事と住まいを、あわせて考えるのですか?

1. どちらかだけでは、移り住む一歩が踏み出しにくいからです。
2. 働く場と住む場が同時に整うことが求められます。
3. 暮らし全体として見通せる形が大切です。

Q4. 移住したあと、地域に溶け込めるか不安です。

1. 根づけるかは、人とのつながりに大きく左右されます。
2. つながるきっかけを後押しする仕組みが役立ちます。
3. 松山には、よそから来た人を迎える気風があります。

Q5. 移住だけでなく、なぜ「戻ってくる」ことも大切なのですか?

1. 育った人が帰れる流れは、移住の入り口と両輪だからです。
2. 帰りたい気持ちを持つ人は、少なくありません。
3. 仕事や住まいの見通しで、その一歩を軽くできます。

Q6. 戻ってくる人は、まちにどう役立ちますか?

1. 松山を知り、松山を思う心強い担い手になります。
2. まちの外で得た経験が、地域に新しい風を運びます。
3. その力が加わることで、まちに厚みが生まれます。

Q7. 移住・定住は、まちにどうつながりますか?

1. 住み続けられることが、まちの土台になります。
2. 人の定着が、地域のつながりと活気を支えます。
3. 世代を超えて、まちの力が引き継がれていきます。

Q8. 移住や定住を考える人に、できることはありますか?

1. 気になったら、まず松山の暮らしにふれてみることです。
2. 感じた不安や願いを、声として届けてみてください。
3. その声が、住みやすいまちを育てる力になります。

まとめ

  • 松山の移住・定住は、来てもらうことより、暮らしが続いていくかで実感が変わります。
  • 暮らしやすさを伝え、仕事と住まいを整え、地域とつながれる関係を育てることが大切です。
  • 育った人が戻ってこられる流れをつくることも、移住の入り口と両輪です。

松山で生まれ育ち、一度離れてこのまちに戻ってきた一人として、私は住みたい・戻りたいと思える松山を、より確かなかたちにしていきたいと考えています。松山の暮らしで感じた魅力や、こうだったらいいのにという願いは、ぜひ声にしてみてください。その一つひとつが、松山をもっと住み続けたいまちにする力になります。

中野たいせいの想い

中野たいせいは、松山で暮らす一人ひとりの声に耳を傾け、 子育て、福祉、防災、交通、地域経済など、生活に直結する課題に向き合っています。

「松山をもう一度元気にしたい」。 その想いの原点や、まちづくり・防災・生活密着型政策への考え方を、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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