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松山の高齢者の移動を、これからも支え続けるために|暮らしと交通のまちづくり
松山で育った私が描く、歳を重ねても「行きたい所へ行ける」まち
歳を重ねても、行きたい所へ自分の足で出かけられる。その自由は、健康にも、心の張りにも、暮らしの豊かさにも直結します。私は松山で生まれ育ち、県議会議員として交通や地域福祉の現場に向き合ってきました。松山は、敬老パスやコミュニティバス、予約制のデマンド交通など、高齢者の移動を支えるさまざまな仕組みを積み重ねてきたまちです。大切なのは、「支えを守れるか」と心配することではなく、「限られた力で、どう工夫すれば支え続けられるか」を市民みんなで考えていくこと。松山の底力を活かし、誰もが移動の自由を保ち続けられるまちづくりの道すじを、前向きに整理します。
【この記事のポイント】
- 高齢者の移動支援は、健康・生きがい・地域のにぎわいを支える、暮らしの土台です。
- 敬老パス・コミュニティバス・デマンド交通など、松山には多様な仕組みが育ってきています。
- 医療・買い物・福祉との連携やデジタルの活用で、限られた資源でも移動を支え続けられます。
今日のおさらい:要点3つ
- 知りたいこと:松山の高齢者の移動支援が、これからも続くのか、を知りたい、ということです。
- その奥にある願い:歳を重ねても、行きたい所へ出かけられる暮らしを続けたい、という思いです。
- 次の一歩:自分が使える移動支援を確かめ、家族と将来の暮らし方を話し合っておくことです。
この記事の結論
- 移動支援は、健康と生きがい、地域のにぎわいを支える大切な土台です。
- 仕組みは変わっても、工夫次第で移動の自由は守り続けられます。
- 医療・買い物・福祉との連携が、支援を効率よく届ける鍵になります。
- 暮らしと交通をあわせて考えることが、安心な老後につながります。
松山が育ててきた「移動を支える仕組み」を、もっと活かす
移動の自由は、健康と生きがいの土台
移動手段があるかどうかは、高齢者の健康や暮らしの質に直結します。通院やリハビリに無理なく行ければ、持病の管理がしやすくなります。買い物や趣味、地域の活動へ気軽に出かけられれば、心も体も元気を保ちやすくなります。移動を支えることは、単に足を提供するだけでなく、健康や生きがい、そして地域のにぎわいを支えることでもあるのです。
「歩けるうちは大丈夫」と思いがちですが、季節や天候、体調によって、移動のしやすさは変わります。だからこそ、移動支援を暮らしの一部としてあらかじめ組み込んでおくことが、安心につながります。松山がこうした支援を積み重ねてきたことを、私はとても心強く受け止めています。
松山にある、多様な移動支援
高齢者の移動支援には、いくつものかたちがあります。バスや電車の運賃を割り引く敬老パスや乗車証、市内を回るコミュニティバスや福祉バス、予約制で乗り合うデマンド交通、通院や買い物に使える移動支援のクーポンなど。松山では、こうした多様な仕組みが少しずつ育ってきました。
大切なのは、「仕組みがある」ことに加えて、「実際に使いやすいか」です。料金やルート、予約の方法が、高齢の方にとって分かりやすいものになっているか。デマンド交通のように予約が必要なものは、電話でも気軽に使えるよう配慮する。制度を、より多くの人が使いこなせるものへと磨いていくことが、これからの課題であり、伸びしろでもあります。
住むエリアに合った支援を知っておく
松山のようなまちでは、中心部・幹線沿い・郊外で、移動のニーズがそれぞれ異なります。中心部は徒歩と公共交通で暮らしやすく、幹線沿いは大きな店に行きやすい。郊外は静かで環境がよい一方、移動支援の役割がより大きくなります。自分の住むエリアに合った支援を知っておくことが、安心な暮らしの第一歩です。
まずは、いま使える支援を一覧にし、自宅から病院やスーパー、役所までの移動手段と時間を書き出してみる。免許を返したあとの暮らしを一度思い描いてみると、必要な備えが見えてきます。こうした「自分ごと」の確認が、移動の自由を守るうえでとても役立ちます。
暮らしと交通をあわせて、支え続ける工夫
連携とデジタルで、限られた力を活かす
高齢化が進むなかで、移動支援を支え続けるには工夫が要ります。心強いのは、その方向性がはっきりしてきていることです。通院や買い物、通所介護などと組み合わせてルートを設計すれば、限られた便を効率よく活かせます。予約やルートをデジタルで最適化すれば、少ない車両でも多くのニーズに応えられます。
大切なのは、「支援を守るかどうか」ではなく、「どう設計を変えれば、限られた資源で守り続けられるか」を、市民と一緒に考える姿勢です。移動を福祉・医療・まちづくりと一体でとらえ、優先度を持って支えていく。松山の知恵と支え合いの力を、ここに活かしていきたいと考えています。
「暮らしやすいエリア」に、支援も集まりやすい
人が集まり、商業や医療、福祉のサービスがまとまっているエリアほど、移動支援も効率よく設計しやすくなります。だからこそ、まちの中心となるエリアの魅力を高め、暮らしやすさを保っていくことが、移動支援を支え続ける力にもなります。「住まい」と「移動」は、切り離せないテーマなのです。
自宅そのものだけでなく、周りのまちがどう変わっていくかまで思い描くことが、安心して暮らし続けられるかどうかの分かれ目になります。歳を重ねてからの住まい方も含めて、早めに家族で話し合っておくと、選択肢を広く保てます。松山が、暮らしと交通の両面から安心できるまちであり続けられるよう、力を尽くしていきたいと思います。
市民の声が、支援をより良くする
移動支援の仕組みは、使う人の声によって、より良いものへと育っていきます。「この時間帯に便がほしい」「この行き先へ行きたい」といった声を、地域で集めて届けていく。アンケートや説明会に参加する。そうした一つひとつのフィードバックが、制度の改善につながっていきます。
一人の声は小さくても、集まれば大きな力になります。私は、市民の皆さんの声を丁寧に受け止め、移動支援をより使いやすいものへと育てていきたいと考えています。歳を重ねても「行きたい所へ行ける」松山を、みんなでつくっていきましょう。
よくある質問
Q1. 松山にはどんな高齢者向けの移動支援がありますか?
1. 敬老パスやコミュニティバスなどがあります。
2. 予約制のデマンド交通や移動支援クーポンもあります。
3. 詳しくは市の窓口や広報で確かめられます。
Q2. どんなエリアなら移動支援が続きやすいですか?
1. 人が集まり、医療や商業がまとまったエリアです。
2. 便を効率よく設計しやすいためです。
3. まちの中心の魅力を高めることが支えになります。
Q3. 車があれば移動支援は必要ないのでは?
1. 現役の間はそう感じるかもしれません。
2. 免許返納後や体調によって状況は変わります。
3. 早めに公共交通や支援を確かめておくと安心です。
Q4. デマンド交通はバスの代わりになりますか?
1. 予約や時間の制約はありますが、効率よく支えられます。
2. 複数の人の移動を一度に組み合わせられます。
3. 予約の方法に慣れておくと使いやすくなります。
Q5. 免許返納後の暮らしが不安です。どう備えますか?
1. 返納後の1週間の生活を思い描いてみます。
2. 使える移動支援を一覧にしておきます。
3. 家族と代わりの手段を話し合っておきます。
Q6. 高齢期の住み替えを考えるなら、いつ頃がよいですか?
1. 体力や判断力に余裕があるうちがよいとされます。
2. 早めなら選択肢を広く保てます。
3. 家族と一緒に、無理のないタイミングを考えましょう。
Q7. 移動支援を、個人の声で良くできますか?
1. 地域で声を集めて届けることができます。
2. アンケートや説明会への参加も力になります。
3. 利用者の声が、制度の改善につながります。
まとめ
- 移動の自由は、健康・生きがい・地域のにぎわいを支える土台です。
- 連携とデジタルの工夫で、限られた資源でも支え続けられます。
- 暮らしと交通をあわせて考え、市民の声で支援を育てていけます。
松山で生まれ育ち、このまちの未来を思う一人として、私は歳を重ねても誰もが「行きたい所へ行ける」松山をつくっていきたいと考えています。まずは自分が使える移動支援を確かめ、家族とこれからの暮らしを話し合ってみてください。その一歩が、安心して住み続けられるまちへの力になります。
中野たいせいの想い
中野たいせいは、松山で暮らす一人ひとりの声に耳を傾け、 子育て、福祉、防災、交通、地域経済など、生活に直結する課題に向き合っています。
「松山をもう一度元気にしたい」。 その想いの原点や、まちづくり・防災・生活密着型政策への考え方を、こちらの記事で詳しく紹介しています。