10月11日、興居島(ごごしま)の泊南分館で、まちづくりミーティングを行いました。高浜港からフェリーで約10分。柑橘の栽培が盛んな、松山の島です。
ミーティングのあと、参加してくださった方に少しお時間をいただき、お話を伺いました。
「地味さは感じるけど」
初めて私に会った感想を尋ねると、「地味さは感じるけど、何か実現してくれそうな感じがします」という言葉が返ってきました。
とても率直なひと言でした。目立つことよりも、決めたことを着実に実行していく。その姿勢が少しでも伝わったのなら、これ以上のことはありません。
一番の願いは「交通手段」
「これはやってね、ということはありますか」と伺うと、すぐに「やっぱり交通手段ね」と答えてくださいました。
「やっぱり島やから。農家の人の考えもあるんだけど、私は何より一番は交通手段ですね。気軽に子どもが行き来できないから、私が一方的に市内の方に出るしかない」
島と市内の行き来が気軽にできない。だから、動くのはいつも島に住む側になる。日々の暮らしの実感がこもった言葉だと受け止めました。
島の暮らしの土台として

興居島地区のまちづくり計画でも、フェリーの存続や運航時間、高齢者の移動手段が課題に挙げられています。交通は、通院や買い物といった毎日の暮らしを支えるだけではありません。家族や知人との行き来、柑橘づくりの担い手、島を訪れる人の流れにもつながる、島の暮らしの土台です。
一方で、「農家の人の考えもある」という言葉のとおり、島の中にもさまざまな立場や優先順位があります。だからこそ、ひとつの答えを押しつけるのではなく、暮らしている方々の声を丁寧に聞きながら、島の事情に合った形を一緒に考えていきたいと思います。
「興居島に居てよかった」と思える島に
お話の終わりには、「興居島に居てよかった」と思ってもらえるように、という話になりました。「そういったことを実現してくれる人が良い」「実現して欲しい」。いただいた言葉は、そのまま私への宿題です。
松山には、市の中心部だけでなく、島や山あいなど、地域ごとに異なる暮らしがあります。どこに住んでいても「ここに住んでいてよかった」と思える松山にしていきたい。これからも各地区に足を運び、直接お話を伺っていきます。
インタビューの様子はショート動画でも
当日お話を伺った様子は、YouTubeショートでもご覧いただけます。島で暮らす方の率直な声を、ぜひ直接聞いてみてください。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。