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松山の底力を活かす!人口減少時代も選ばれ続けるまちづくりのビジョン
松山で育った私が描く、これからも「住み続けたい」と思えるまちの姿
これからの松山は、規模を追いかけるまちではなく、暮らしの質で選ばれるまちになれます。全国の多くの地方都市と同じように、松山でも人口は緩やかに減り、高齢化が進んでいく見通しです。ただ、それは悲観する話ではありません。松山には、路面電車やバス網、コンパクトにまとまった市街地、道後や松山城といった揺るぎない魅力があります。私は松山で生まれ育ち、地域活性化や観光の現場を歩き、いまも松山で子育てをする一人として、このまちの底力を「もっと伸ばす」発想で未来を設計したいと考えています。
【この記事のポイント】
- これからの松山は「規模の維持」ではなく「暮らしの質」で選ばれるまちを目指せます。
- 路面電車・バス網・コンパクトな市街地という松山の強みは、時代に合ったまちづくりと好相性です。
- 「暮らしの軸」を明確にし、若い世代とつながりを育てることで、選ばれ続けるまちに近づきます。
今日のおさらい:要点3つ
- 前提を直視する:人口や暮らしの変化を見据えたうえで、松山らしい将来設計を始めることが第一歩です。
- 強みを活かす:コンパクトな街構造と観光・生活環境という松山の底力を、質の高い暮らしへつなげます。
- みんなで決める:「どんな松山なら住み続けたいか」を市民が一緒に言葉にすることがまちの未来を左右します。
この記事の結論
- 一言で言うと、松山は「賢くコンパクトに、暮らしの質で選ばれるまち」へと進化できる段階にあります。
- 最も大切なのは、変化を前提にしたうえで、暮らしやすさの「質」を上げる投資に力を注ぐことです。
- そのために、市民・企業・大学が「住み続けたい松山」を一緒に描き、政策につなげていくことが鍵になります。
松山の未来を左右する「人口とまちのかたち」
変化を正しく見据えることが、前向きな一歩になる
松山で暮らし、地域の現場を歩いてきて実感するのは、まちの未来は「前提を見て備えるまち」と「見ないまま進むまち」で、大きく景色が変わるということです。全国の多くの地方都市と同じように、松山でもこれから人口は緩やかに減り、高齢化が進んでいくと見込まれています。これは松山だけの特別な話ではありません。
大事なのは、その事実を悲観の材料にするのではなく、「どんな松山を残し、どこを新しく組み替えるか」を選ぶ出発点にすることです。前提を受け止めたうえで、松山の強みを最大限に活かす。そう考えると、これからのまちづくりはむしろ挑戦しがいのあるテーマになります。
松山はもともと「コンパクトに暮らせるまち」の素地がある
松山の大きな強みは、路面電車やバスが張りめぐらされ、松山城周辺・大街道・銀天街、道後温泉エリアなど、暮らしと観光の拠点が歩いて回れる範囲にまとまっていることです。全国には、鉄道やバスの沿線に暮らしの機能を丁寧に集めるコンパクトシティの取り組みで知られる都市もありますが、松山はその発想を活かしやすいまちの形をもともと持っています。
戦後の人口が増えていく時代につくられたまちの広がりを、人口が緩やかに減る時代に合わせて少しずつ組み替えていく。「昔のまま」を守るのではなく、時代に合わせて柔らかく整えていく発想が、松山の暮らしやすさをさらに引き上げます。
「全部を薄く」より「大切なところを深く」
地域の計画づくりに関わる中で感じるのは、すべてを平等に守ろうとすると、かえってどこにも十分な力を注げなくなりやすいということです。公共施設も交通も、全域で同じように支えようとすると、便利さがどこも中途半端になってしまうことがあります。
だからこそ、「ここは強みとして深く育てる」「ここは機能をゆるやかに集める」という選択を、市民と一緒に丁寧に重ねていくことが大切です。手間はかかりますが、その積み重ねが、将来の世代に無理のないまちを手渡すことにつながります。松山を悪く言うためではなく、松山をもっと良くするための前向きな話し合いだと考えています。
暮らしの質で選ばれるまちにするための3つの視点
視点① 「暮らしの軸」になるエリアをはっきりさせる
まず大切なのは、松山の「暮らしと観光の軸」を明確にすることです。中心市街地や道後温泉エリア、主要な電停・バスターミナル周辺などを軸として位置づけ、医療・福祉・子育て・教育・文化の機能を集め、公共交通の使いやすさを高めていく。歩いて心地よく、車がなくても暮らせるエリアが増えれば、若い世代にも高齢の方にも優しいまちになります。
軸を決めて深く投資するほど、限られた力を効かせやすくなります。「すべての地域を平等に扱うこと」と「すべての市民の暮らしを守ること」は必ずしも同じではありません。松山らしい軸をどこに置くかを、これから一緒に描いていきたいと考えています。
視点② 若い世代とつながり、外からのファンを増やす
これからの松山を考えるうえで、若い世代の存在は欠かせません。地元で育った若者が安心して残れる仕事・住まい・居場所を整えること。そして、松山を好きになって何度も訪れてくれる人や、松山にゆかりを持つ人を増やしていくこと。この両輪が、まちに新しい活力を生みます。
松山は暮らしのコストや自然環境の面でも魅力があり、仕事と住まいをセットで丁寧に設計すれば、「選ばれる地方都市」になる余地が大きいまちです。「誰に来てほしいか」「誰に残ってほしいか」を具体的に描くことは、他の誰かを排除することではなく、松山の魅力を明確に伝えることだと考えています。
視点③ 「守りたいもの」を市民の言葉で描く
将来の議論は、どうしても抽象的になりがちです。だからこそ、暮らしの目線で「守りたいもの」を言葉にすることが力になります。医療・介護・子育ての基盤、公園や図書館、文化の場、災害への備え——松山の暮らしの質に直結するものを、みんなで確かめていく。
優先順位をつけることは、あきらめではなく、大切なものを確実に残すための前向きな選択です。何となく現状のまま進むのではなく、「このまちでどんな暮らしを守りたいか」を一人ひとりが言葉にする。その積み重ねが、松山の底力を未来へつなぎます。
こうした将来の話し合いは、行政だけが抱えるものではありません。町内会や商店街、子育て世代、学生、企業で働く人——それぞれの立場から「自分にとっての住みやすい松山」を持ち寄ることで、議論はぐっと豊かになります。専門的な資料を読み込む必要はありません。日々の暮らしのなかで感じる「ここが好き」「ここがもう少し良くなれば」という素直な声こそが、まちづくりの一番の出発点です。私は、そうした市民の声を丁寧に受け止め、政策へとつないでいく橋渡しでありたいと考えています。
よくある質問
Q1. これから松山の人口はどうなりますか?
1. 全国の多くの地方都市と同じく、緩やかに減り、高齢化が進む見通しです。
2. これは松山だけの特別な状況ではありません。
3. 前提を見据えて備えることが、前向きなまちづくりの第一歩になります。
Q2. 人口が減ると、松山の暮らしは不便になりますか?
1. 必ずしもそうではありません。
2. 暮らしの機能を上手に集めれば、むしろ便利さや快適さは高められます。
3. 大切なのは「規模」ではなく「質」を上げる工夫です。
Q3. 松山でコンパクトなまちづくりは現実的ですか?
1. 松山は路面電車・バス網と中心市街地を活かせるまちの形を持っています。
2. 暮らしの機能を軸に沿って集めやすい素地があります。
3. その意味で、時代に合ったまちづくりと相性の良い都市です。
Q4. 若い世代に残ってもらうには何が大切ですか?
1. 仕事・住まい・居場所の3つをセットで整えることが大切です。
2. どれか一つだけでは定着が難しくなります。
3. 若者が安心して未来を描ける環境づくりが鍵です。
Q5. 中心市街地に力を入れる意味は何ですか?
1. 医療・買い物・文化の機能をコンパクトに集められます。
2. 車がなくても暮らせるエリアは、幅広い世代の安心につながります。
3. 松山全体の魅力を高める拠点になります。
Q6. 「選択と集中」は地方の切り捨てになりませんか?
1. 優先順位をつけることは、大切なものを確実に守るための選択です。
2. どの地域も見捨てるのではなく、暮らしの安心を持続させる発想です。
3. 市民と丁寧に話し合いながら進めることが前提です。
Q7. 市民として何ができますか?
1. まちの将来ビジョンや暮らしの情報に関心を持つことです。
2. 話し合いの場に参加し、「守りたい松山」を言葉にすることです。
3. 一人ひとりの声が、選ばれ続けるまちづくりの土台になります。
まとめ
- 松山は「規模の維持」ではなく「暮らしの質」で選ばれるまちへ進化できます。
- コンパクトなまち構造と観光・生活環境という底力が、その大きな支えになります。
- 暮らしの軸を明確にし、若い世代とつながることで、住み続けたい松山に近づきます。
松山で生まれ育ち、このまちで子育てをする一人として、私は松山の底力を心から信じています。まずは「どんな松山なら住み続けたいか」を、あなたの言葉で考えてみてください。その一つひとつの声が、選ばれ続ける松山をつくる力になります。
中野たいせいの想い
中野たいせいは、松山で暮らす一人ひとりの声に耳を傾け、 子育て、福祉、防災、交通、地域経済など、生活に直結する課題に向き合っています。
「松山をもう一度元気にしたい」。 その想いの原点や、まちづくり・防災・生活密着型政策への考え方を、こちらの記事で詳しく紹介しています。