防災士の学びから・・
2025年9月28日。昨日から2日間にわたって、防災士の講習、試験を受けるために愛媛大学に来ています。
愛媛県は、この防災士の育成に力をいれてきました。
いつも防災士の試験は募集→即満席といったレベルで、今回ようやく機会を得ることができました。
週末にお届けする、私のちょっとした気づきを共有。
❶今昔マップ。愛媛大学の先生が教えてくれました。
愛媛県は残念ながら、作成されているエリアが松山市しかありませんが、
古い地図と、いま住んでいる土地が比較でき、過去、どういった場所だったかわかります。
今昔マップ
松山にフォーカス
私は小学5年生の時に、松山から引っ越して7年間住んだ宇和島から、
石井の土地に帰ってきたのですが、当時はまだまだ田んぼが広がっていました(遠い目)。
自分のお家があった場所がかつて、そういう場所だったのか〜〜と気づきにもなるのではないでしょうか。
❷地名から追いかける、土地の記憶。
よく、地名から過去の災害の記憶に注意して暮らそう、という話があるのですがご存知ですか?
ナダ(灘)、サワ(沢)、フカ(深)、リュウ(竜)といった文字がつく土地は、過去水害にあった歴史がある可能性があり、
注意してみよう!と言われることがあります。
言われれば、なんとなく水に関係しそうだな、と思ったりしますよね。
とはいえ、すべてあてはまる訳ではありませんし、近年では、
これまでの経験や情報では考えられない豪雨災害があるので、参考に、くらいでしょうか。
で!自分は今まで知らなかったのですが、
ウシ(牛)、という文字も、関係するらしいんです。
水の制御のために川に沈めた構造物を牛に見立てて、聖牛などと呼んだことから らしいです。
大聖牛は、武田信玄の創案らしいです。
松山の近くだと、東温市に牛渕がありますね。ここも重信川との記憶・記録が残っているそうです。
防災減災は身近、ですが意識しなげれば遠くなってしまいます。
簡単に見えることでも、いざ、という時にどう活かせるか。
阪神淡路大震災、東日本大震災の記憶、相次ぐ水害による被害、松山でもH30年の豪雨、昨年の松山城の災害。
そして迫り来る南海トラフ大地震の脅威。
私は東日本大震災の復興事業を進める中で、人生観がかわって愛媛に帰ってきました。
個人の力は限られていて、微々たるものだからこそ、
そのこと自体を知り、その時に後悔しないために、全力で取り組んで参ります。
日曜日に、お付き合いいただきありがとうございました!
今昔マップ、してみてください!
ではでは。
中野たいせい